リヨンPart‐Dieu駅着は11時26分ごろ。
リヨンはパリに次いでフランス第2の都市であり、美食の町としても知られる。
今までは田舎ふうの、のどかな地域をめぐっていて、久々に大都市と遭遇した感じ。
何しろ地下鉄が走っている。地下鉄の駅のコンコースのデザインがシャレていて、走る人を描いているのか。その横を実際に走っている人もいた。
市の中心に位置しているので観光地をめぐるのに便利だった。
荷物を置いて観光に出発。
途中見つけた落書き。なかなか芸術的。
まずは腹ごしらえと、「La CABANE」という定食屋さんみたいな店で昼食。なかなかおいしかった。
ソーヌ川を渡って、ケーブルカーで丘の上をめざす。
丘の上にそびえる「ノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂」。
市内のどこからで見えるリヨンのシンボルともいえる建物で、1872年から1896年にかけて建設されたという。
丘の上から市街地をのぞむ。
サーブルカーで下りて、旧市街を歩く。
「Théâtre la Maison de Guignol」というギニョールの劇場で人形劇を観る。
ギニョールとは今から200年以上前、リヨンの絹織物の職人の家に生まれたローラン・ムンゲが考え出した指人形芝居の主人公の名前。今ではギニョールを主人公にした人形芝居を指す総称としても使われているという。
もともとは1日18時間労働という過酷な労働条件の中で働いていた職工たちを相手に、日々の出来事をユーモアたっぷりに演じる大人向けの人形劇だったが、今はギニョールが悪者を退治したりする子ども向けの人形劇となっている。
われわれが行ったときも観客はほとんど子どもたちで、芝居の最中に子どもたちがギニョール・コールを始めたり、なかなかアットホームな雰囲気。
芝居のあとは観客を集めて舞台裏まで見せてくれた。
男性と女性の2人でやっているようで、大人が見ても楽しい人形劇だった。
続いてギニョール劇場のすぐ近くにあるサン・ジャン大聖堂へ。
正面中央にあるバラ窓。
14世紀につくられたという天文時計。
旧市街をめぐったあとは地下鉄に乗って新市街のオペラ座へ。
1993年に新装オープンしたとかで、公演があれば見ようかとも思ったが、公演は週末というので断念。
続いて、リヨン市内にはいくつものだまし絵があるというので、最も大きくて見事なのを見に行く。
地下鉄のHenon駅を下りて、ほとんどすぐ目の前にあるのがだまし絵。
遠くから見ると、本物の風景に見えるが・・・。
座ってる人はホンモノ。
座ってるように見えるが・・・。
横から見ると・・・。
もともとはこんな感じだったという。
夜は、昼食を食べるとき歩いていて、生ガキがおいしそうだったシーフードの店へ。
カキとエビとカニがどっさりで、大満足。
ビールのあと、もちろんワインは白。