リヨン2日目は終日観光。
リヨンの北東、約36㎞の小高い丘の上に城壁で囲まれた村、ペルージュに行く。
「フランスの最も美しい村」の1つとして認定されているところだ。
城壁内を歩いてもあっという間に1周できるほどのごく小さな村で、中世の時代の雰囲気がそのまま残されているという。
9時40分発に乗ったが、ここが始発だからか客はまばら。あらかじめ運転手さんに「ペルージュに行きたい」と伝えておく。
バスは10分ほど遅れて出発し、到着したのは10時50分ごろだから乗っている時間は1時間ほど。
停留所から平坦な道をエンエン歩いていく。途中、アメリカ人っぽい夫婦連れの観光客と遭遇し、日本人とわかると「コンニチワ」「アリガトウ」「サヨナラ」とにこやかに語りかけてきた。
途中から坂道を登って行って、標高290mのなだらかな丘の上に周囲 400mほどの城壁で囲まれた村に到着。たしかにそこは、まるで中世の時代にタイムスリップしたような感じの村だった。
村の入口。
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村の入口にあるセント・マリー・マドレーヌ教会も質素な感じ。
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15世紀の建築で、城壁と一体化した造りになっていて、窓は敵から攻撃されないように外側は小さく、中から敵をねらいやすいようになっている。
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マリアさま。
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道路を歩いていたらネコがいた。
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フランスに来てからネコを見るのは初めて。
時が止まったようなのんびりした村には、ネコがぴったりなのか?
石造りの家と、石畳。
建物の多くは14〜15世紀に建てられたという。
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もう使われなくなったであろう古い井戸。
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スズメかな?
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チョウが花の蜜を吸っていた。
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ハデな花。
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ペルージュの守護聖人、聖ジョルジュの像。
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民族衣装を着た女性が社会科見学で訪れた子どもたちに村の歴史を教えていた。
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日時計。
晴れてるときしか時間がわからない(当たり前)。
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昼食は、丘の上からのながめがよさそうなレストランで。
骨つきステーキ。
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サラダ。
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ワイン。
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またネコ。
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村の名物、ガレット(クレープみたいなお菓子)。
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帰り道、ふもとから丘の上のペルージュを見上げる。
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バスでリヨンに戻る。
はじめガラガラだったが、やがて学校帰りの高校生たちがドッと乗ってきた。
リヨンに戻ったら、旧市街のトラブールめぐり。
トラブールとは、建物と建物の間にできた抜け道のこと。リヨン旧市街のあちこちにある。
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「墨東綺譚」などの作品を残した永井荷風は一時期リヨンに住んでいたという。「墨東綺譚」は入口に「ぬけられます」の看板があるような路地の多い東京・墨田区の玉の井が舞台だが、抜け道好きだったに違いない荷風もトラブールを歩いたことだろう。