善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

半夏生咲く

水曜日朝の善福寺公園は晴れ。きのうの雨がまだ残っていた。
 
カルガモのヒナはますます大きくなって元気に泳いでいた。
梢の陰にカワセミが止まっていた。
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するとそこにゴイサギがやってきて、カワセミを追いやった。 
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「ここはオレの場所だ」とでもいいたいのか?
 
そろそろ半夏生が咲くころと探すが、見当たらない。
帰りに善福寺に寄ると、お寺の境内で咲いていた。 
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夏至から数えて11日目ごろのことを七十二候のひとつで「半夏生」というが、そのころに花を咲かせるのが半夏生
花はごく地味だが、それでは花粉を運んでくれる虫は寄ってこない、それじゃあ困るというので考えたのが、葉っぱを白くして目立たせること。
たしかに花のまわりの葉っぱだけが、片面をまるでおしろいを塗ったように真っ白になっている。
葉の一部だけを白くさせるから「半化粧」とも、また、古くはカタシログサ(片白草)とも呼ばれているという。
こっちのほうがいいなあ。

植物の知恵に感服の朝。