善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

カワセミの瞳孔

水曜日朝の善福寺公園は快晴。風はない。

けさの都心の最低気温は午前7時9分に3・7度を記録しているが、このあたりはもっと気温が低い感じ。その証拠に、あちこちで水面から水蒸気が立ち上っていた。
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「けあらし」という現象で、海や河、湖などの水面から湯気のように霧が立ちのぼる現象をいう。気象用語では「蒸気霧」と呼ばれそうだ。
夜間に放射冷却によって陸上の空気が冷やされる。一方で水温は一定しているから、気温と水温の寒暖差が15℃くらいになると水面の水蒸気が冷やされ、まるで湯気のように立ちのぼるんだとか。
それだけ気温が下がったということだろう。

冬至が近くなって、太陽は横から照らしてくる。
シラサギの体が光って見える。
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けさも上池にカワセミ
こちらはオスのカワセミ
今にも飛び立とうとしているが、そのままの姿勢でしばらく動かなかった。
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下池にはメスのカワセミがジッとエサをねらっていた。
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上池と下池をつなぐ水路にはけさもハクセキレイ
動かずに立っていると、エサでも探しているのか、すぐ近くまでツツツツと寄ってくる。
そのカワイイこと!
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上池に戻ると、さきほどのカワセミだろう、至近距離で止まっていた。
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よーく見ると、まんまるで真っ黒かと思っていた目は、まわりが茶色くて真ん中が黒くなっている。
人間の白目にあたる「強膜」は瞳のまわりを細く覆っている(強膜輪というらしい)。
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人間の場合、黒目の部分、要するに眼球の色がついている部分(日本人の大半は茶色)はまわりが虹彩で、その真ん中の黒いところを瞳孔といって、この瞳孔が大きくなったり小さくなったりして(正確には随意筋である虹彩の筋肉を収縮拡張させているらしいが)、光の量を調整している。
それはカワセミも同じなんだろうか。