キンラン、ギンラン

金曜日朝の善福寺公園は快晴。朝方は涼しかったが、だんだん暑くなっていく。

散歩仲間から「公園にキンランが咲いている」というので出かけていく。
公園に行くと「ギンランも咲いている」という。

キンラン、ギンランは日本で咲いている野生のランの1つ。
かつては雑木林の中などあちこちで咲いていたというが、今や絶滅を危惧される花になり、環境省のレッドリストに記載されている。
しかも、この花は人工栽培が難しく、特殊な菌類と共生する生育形態にあるため、この菌類のないところでは育たない。
以前、善福寺公園にも1輪だけ咲いていたが、何者かが根こそぎ持って行ってしまった。しかし、この花を移植して家庭で育てようとしても無理な話。それを知らない不届き者だったのだろう。

以来、公園ではもはやキンランは咲かないと思っていたが、ドッコイ生きていたというわけだ。
金色に輝くキンラン（金蘭）。
まだ咲き始めたところのようだ。

一方のギンラン（銀蘭）。小さい小さい花で、こんな小さいのをよくみつけたものだ。

ギンランは花が白色。しかもパッと咲かず半開きが精一杯という感じの地味な感じ。
そのヒッソリ感がいい。

コデマリの花が咲いていた。
いくらよーく見てもイブキシモツケにそっくり。

ここにも白い花。
尖った花びらが特徴的な美しい花。スイセンの仲間だろうか？