善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

掛け軸ふうカワセミの図

月曜日朝の善福寺公園は曇り。昼ごろから都内も雪のようだがまだ降ってない。雲が低く垂れ込めている。

けさもカワセミは元気に飛び回っていた。けさ撮った写真を掛け軸ふうにしてみた。
となると賛も必要ということで・・・。
ただし、なぜかカワセミは夏の季語。そこはご容赦を。

翡翠が飛ばぬ故吾も歩まざる 竹下しづの女
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川せみや柳静かに池深し 正岡子規
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しぐれつつ翡翠翔けて蘆に消ゆ 水原秋桜子
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「しぐれつつ・・・」の句は、日本野鳥の会創始者である中西悟堂が写真家・嶋田忠氏の写真集「カワセミ-清流に翔ぶ」の序文で紹介していて、中西は最初、この句は善福寺池での作ではないかと思ったという(実際は違っていたらしいが)。
秋桜子は野鳥について中西悟堂から学んでおり、彼の自宅近くの善福寺池もしばしば訪れていたに違いない。
そういえば善福寺池の下池は蘆(葦)がたくさん生えていて、蘆の中に消えていくカワセミをときどき見る。