善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「ティファニーで朝食を」

スペインの赤ワイン「サン・ヴァレンティン(SAN VALENTIN)2016」
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スペインのバルセロナの近郊、ペネデス地方でワインを造り続けて140年以上という長い歴史を持つワイナリー、トーレスのワイン。
ガルナッチャ100%。
スペインを代表する赤ワイン用ブドウ品種で、痩せた土地に強く、パワフルな印象のワインが造られるんだとか。
味はパワフルというよりスッキリとした感じでスルスルと飲める。

ワインの友で観たのはNHKBSで放送していたアメリカ映画「ティファニーで朝食を」(原題: Breakfast at Tiffany’s)
1961年の作品で監督はブレイク・エドワーズ
出演はオードリー・ヘップパーン、ジョージ・ペパードほか。音楽はヘンリー・マンシーニで、劇中歌「ムーン・リバー」が有名になった。

トルーマン・カポーティーの小説を映画化したもの。主人公のホリー(オードリー・ヘプバーン)は、新米女優というか女優の卵というか、内緒の仕事は娼婦なのか、そこんところははっきりしないんだけど、自分のアパートでしょっちゅうセレブたちを招いてどんちゃん騒ぎをしたり、いつも周りに男をはべらせて、チップをもらったりしてお金を稼いだりして、気ままに暮らしている。
そんな彼女が住むアパートに、売れない作家というか作家の卵みたいなポール(ジョージ・ペパード)が越してくる。ポールは天真爛漫なホリーに惹かれるが、ホリーは金持ちの男との結婚を夢みていて・・・。

オードリー・ヘップバーンの映画で、「ローマの休日」(それと「おしゃれ泥棒」「ティファニーで朝食を」)以外はどうも好きになれない。
その理由は、相手役の男が、なぜかみんなオジサンばかりだからだ。
ローマの休日」はオードリー24歳のときでグレゴリー・ペック37歳。年の差は13歳でペックもまだ若いからまあ許せる。しかし、「麗しのサブリナ」オードリー28歳に対してハンフリー・ボガート55歳、「昼下がりの情事」オードリー28歳、ゲーリー・クーパー56歳、「パリの恋人」オードリー28歳、フレッド・アステア58歳、「シャレード」オードリー34歳、ケーリー・グラント49歳、「マイフェアレディ」オードリー35歳、レックス・ハリソン56歳。
対して「おしゃれ泥棒」はオードリー37歳、ピーター・オトゥール34歳とオトゥールのほうが年下。同様にして「ティファニーで朝食を」はオードリー32歳、ジョージ・ペパード33歳でちょうどピッタリのカップル。ゆえにオードリー・ヘップパーンの相手役として許されるのはグレゴリー・ペックピーター・オトゥール、ジョージ・ペパードの3人しかいないのである(私が観た映画の中で)。