善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ツクツクボウシとベッコウハゴロモ

日曜日朝の善福寺公園は曇り。風がないと蒸し暑い。
きのうこのあたりは相当雨が降ったようで、池の水位がいつになく高い。

セミの声もきのうよりにぎやかだ。
草の陰に見慣れぬ小型のセミがいた。黒光りしている。
ニイニイゼミではない。とするとヒグラシかツクツクボウシだろうか?
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調べてみるとヒグラシとツクツクボウシはよく間違われるようで(もちろん鳴き声を聞けばわかるが)、見た目の違いで大きいのは翅脈の暗色紋(要するに黒い点)の数がヒグラシは多く、ツクツクボウシは少ないので見分けられるという。
してみるとこのセミは左右に2個ずつしかないからツクツクボウシだろうか。

アシタバの花の上でミツバチがホバリングしながら蜜を吸っていた。
アシタバは虫にとって不思議な魅力があるようで、いつもいろんな虫がたかっている。
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コガネムシみたいなのも・・・。
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ガみたいなのがいた。
調べてみたらカメムシの仲間でベッコウハゴロモ(鼈甲羽衣)。
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翅があるから危機を察知すると飛ぶのかと思ったらそうではなく、垂直にジャンプするという。どうやら翅は飾りみたいな感じで飛翔には役に立ってないのだとか。
あるいはジャンプして着地するときに翅があると便利なのかもしれない。いずれにしろヘンな昆虫。
それにしてもベッコウハゴロモとはいい名前。
「ベッコウ」は成虫の翅の様子から、「ハゴロモ」は幼虫の尻についた白い羽毛のようなものに由来するという。
そういえば先日、尻からロウ物質を分泌して羽毛みたいになっている幼虫を見つけ、アミガサハゴロモ(編笠羽衣)の幼虫ではないかと書いたが、実はベッコウハゴロモの幼虫だったかもしれない。

善福寺池善福寺川を結ぶ橋の下にいたサギのシルエット。
黒く見えるが真っ白なシラサギだった。
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