善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ニイニイゼミ

金曜日朝の善福寺公園は晴れ。雲が多く、風もあるので比較的すごしやすい。しかし、時がたつうちに日差しが強まり、雲が減って風も吹かなくなり、暑くなる。

このところ、地上では虫を探すムクドリが地面をバッコしている。
木の幹をたんねんに見ていくと、セミの脱け殻も多い。

羽化したばかりのアブラゼミを発見。
真っ白、というか透明で美しい。
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すぐ下に脱け殻があった。
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こんなに目立つ美しい体をしていて、外敵にやられないだろうかと心配になる。

それにしてもなぜ羽化直後のセミは白いのだろう?
セミだけでなく多くの昆虫は羽化したばかりは白っぽい色をしているという。
時間がたつうちに色がついてくる。
なぜかというと、空気に触れることで色の元である色素が反応するからなのだろう。
このセミも、すでに頭部は茶色い色をしている。
ということは上から色がついてくるのだろうか?

公園の柵用の疑木の上にコブのようなもの。
何だろうと近づくとセミだった。ちょっと小さい。
ニイニイゼミのようだ。
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ニイニイゼミは灰褐色の体で翅はまだら模様をしてしいる。
樹皮に紛れるための保護色なんだそうだが、まさに遠くから見ると木のコブのようだった。

まだ羽化して間もないのか、カメラを近づけてもジッとしていた。
こっちもそおっと撮ってそおっと去る。
静かな朝だった。