木曜日朝の善福寺公園は晴れ。気温低く、風も冷たい。
上池では霧が発生していて、ちょっと幻想的な雰囲気。
文部省唱歌の「冬景色」にこんな歌詞があった。
さ霧消ゆる湊江の 舟に白し朝の霜
「さ」は接頭語で、漢字では「狭」という字を当てるが、要するに霧のこと。
今ごろの時期の温かい水温の上に冷たい空気が流れ込んだときに発生する蒸気霧という現象だそうだ。
久しぶりにルリビタキのオスを発見。
地中に隠れている虫かなんかを探しているみたいだった。
けさもメジロの群れが忙しげに梢をめぐっている。
下池では、カワウが毛繕いに余念がない。
虹彩は鮮やかなエメラルドグリーン。
正面顔がひょうきん顔。
再び上池に戻ると、ジョウビタキのメスと遭遇。
エサを探しているのか、あっちへ行ったかと思ったらこっちへ来たりと忙しい。
ジョビ子のあとを追っかける散歩の朝。
公園から帰ろうとしたら、最後に出会ったのはまたまたメジロ。
ジョウビタキのクチバシも尖ってるけど、さらに細長くて尖ってる。
目の周りの白い輪(アイリング)が特徴だけど、アイリングの正体は小さな白い羽毛で、目の周りに密に生えている。
なぜメジロのアイリングは白いのか?
メジロは日本では全国の各地にいる鳥だが、世界的には日本と朝鮮半島、それに東南アジアにしかいない。
もともと南方起源といわれていて、薄暗い照葉樹林の中では白は目立つので、遠くからでも同じ仲間同士であることを認識するための目印になっているのでは、との説があるそうだ。