水曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうより気温は低めだが、日差しを浴びるとあたたかくなる。
けさ、まず出会ったのがジョウビタキのオス。
エサを探して移動中。
地面におりたアオジが落ちている実をついばんでいる。
よく見るとアオジの場合、実をそのまま飲み込むのではなく、くちばしで潰して食べているようにも見える。
固い実はそのまま丸飲みするのだろうが、歯のない鳥でも、噛めるものは多少は噛んでから飲み込んでいるのだろうか。
鳥のくちばしも骨でできているから固いはずだ。
しかし、鳥のくちばしは骨のまわりをケラチンが覆っているのだという。
ケラチンとは人間の爪や毛髪と同じ角質のことで、タンパク質の一種だ。
ここには血管も神経も通っているので、くちばしは感覚器官としても働いているそうだ。
したがってアオジのくちばしも、エサをくわえて食べるだけでなく、温度や風を感じたりもするし、「手」としての役割も持っていて、くちばしで毛繕いするし、巣づくりだってくちばしでしている。
鳥は飛ぶための羽を持つが、そのために失った手の役割をくちばしにさせているのだろうか。
けさもハチジョウツグミを発見!
枝にとまっていたが、エサを見つけたのか、素早く飛んでいって見えなくなった。
シロハラが地面におりてエサ探し。
おなかの赤いアカハラや、ツグミ、ハチジョウツグミなどとも同じぐらいの大きさで、食性も似通っていて地面におりてエサを漁るのも同じ。
以前、シロハラとアカハラがおなかをぶつけ合ってケンカしているところを見たが、ハチジョウツグミとの仲はどうなんだろうか?
ウグイスが公園内のフェンスに上手にとまっていた。
鉄製の細いフェンスでも、ウグイスにとっては枝と同じなのだろう。
シッカと脚でつかまえて、体を支えていた。
都会で生きる野鳥は人間がつくったものを上手に利用していて、たくましい。