土曜日朝の善福寺公園は快晴。寒さは多少ゆるむものの、北風が冷たい。
公園に向かっていると、中空にまん丸い月。
きのう26日は、今年最初の満月だった。
アメリカの農事暦では「ウルフムーン」。
先住民の風習に由来して、厳しい寒さが続く1月、おなかを空かせたり、繁殖期を迎えた狼(ウルフ)の遠吠えが聞こえることからこう呼ばれるのだとか。
上池をめぐっていると、紅梅が咲き始めていた。
その視線の先にいたのはアオジだった。
濃い顔をしているからオスだろうか。
鮮やかな黄緑色ののどのあたりがふくらんでいる。
エサを食べたところか、恋人を探して鳴いてるところか。
ここ数日のお気に入りの場所にマルちゃんらしいオスのカワセミ。
下池に向かう途中では、けさはメジロがやけに多い。
入れ代わり立ち代わりやってきては実を食べている。
赤い実をゲットしたところ。
ゴックンと飲み込んじゃった。
近くではツグミが威張ってるポーズ。
またまたメジロが赤い実をゲット。
どこか得意げ。
アオジだって、負けないよ~とエサ探し。
優しい目をしているからメスのようだが、まん丸のぽんぽんりん。
下池では、このところたびたび見るようになったオスのカワセミの3Kくんかな。
枝の上からジッと水面をにらんでいた。
池の淵近くでウがお休み中。
近くにいたものだからお顔をじっくり拝見。
エメラルドグリーンのお目メ、くちばしの先が鋭いかぎ状になっているのは、魚を捕らえるのに有利だからだろうか。
下池を1周して再び上池に向かう。
途中、メジロがいたりあたりに差しかかると、相変わらずメジロがにぎやかにエサを漁っている。
首を傾げてる?ように見えるけど。
このところ毎日のようにルリビタキがあらわれるらしいが、なかなか出会うチャンスにめぐり合わない。
まあ、偶然見つけるのが楽しみでもあるし、野鳥との出会いは一期一会なんだから、よしとしよう。
そう思って公園から帰ろうとしたら、枝に見慣れないのがとまっている。
大きさからするとツグミやシロハラっぽいが、羽の模様や色合いが違う。
このところ公園にやってきているというハチジョウツグミだ!
地面におりてきてエサをゲット。
おなかのあたりがオレンジ色で、全体に赤っぽい。
ツグミの亜種だそうだが、夏場はシベリアやカムチャッカ半島あたりで繁殖し、冬になるとやってくる冬鳥、というのはツグミと一緒。
ハチジョウは伊豆諸島の八丈島に由来し、八丈島で最初に見つかったことから名づけられたが、八丈島に個体数が多いわけではないという。
それにしても、1月も終わりになって新しい種類の野鳥と出会って、ルンルン気分で帰宅。
ルンルンなはずだ、フルムーンだった。