木曜日朝の善福寺公園は晴れ。寒さは多少ゆるみ、池の氷も溶けていた。
けさも上池のいつもの場所にオスのカワセミのマルちゃん。
“帰って来たマルちゃん”を連日見るようになった。
上池を半周して下池に向かう。
途中の小川(遅野井川)にはめずらしくコサギの姿。
しきりに脚を水の中でズリズリ小刻みに揺すっている。
コサギは川底の石や砂、落葉などを脚で揺すり、中に隠れていた小魚や虫など水生の生きものが出てきたところを捕らえて食べる。
ちょうどエサをゲットしたところ。
大物のようだが、一体何だろう?すぐに食べちゃった。
コサギはほかにも、「波紋漁法」といって、前かがみの姿勢からくちばしの先端を水中に入れて細かく素早く開閉させて水面に波紋を発生させ、波紋に誘われて出てきた生きものを捕らえる方法でもエサをゲットするという。
とすると脚をズリズリやるのは「震動漁法」か。いずれもなかなかのスゴ技といえそう。
アオジが枝にとまっていた。
食べたいのかな?
地上ではガサガサと落葉をかき分ける音。
シロハラがエサを探しているところだった。
落葉をひっくり返しては葉っぱの裏にいる虫などを捕まえようとしている。
きのうあたりまではここにはアカハラがいたが、シロハラがやってきて追い出しちゃったんだろうか。
シロハラとアカハラ、それにツグミは、同じような大きさで、地面に隠れている虫を探して食べるというエサの獲り方も似通っているので、縄張りをめぐってよく争いを起こす。
見ていると、勝つのはいつもシロハラなんだが。
ウグイスが藪の中を移動中で、一瞬、姿を見せてくれた。
下池を1周して再び上池に戻ると、ふだんオスのカワセミのムッくんがいるあたりにカワセミ。
こうして見ると下のくちばしが赤く見えるので、メスのヤエちゃんかと思ったが、善福寺池のカワセミに詳しいカワセミウオッチャーによると、オスのムッくんではないかという。
光線の加減でオスでもくちばしが赤く見えることがあるようだ。
場所を移して、枝に隠れたところでエサをねらっていた。