火曜日朝の善福寺公園は曇り。風が冷たく、日差しがないのでジッとしていると寒い。
上池をめぐっていると、キンクロハジロが近くまで寄ってきた。
金色の目をしたカモの仲間。
ふくらんだ体がまるで浮き袋みたいに見える。
でも、潜ることができないカルガモなどと違って、カイツブリのように潜水してエサをゲットする。
カワセミのオスらしいのも池の淵近くまでやってきていた。
枝に飛び移って、エサをねらっているようだ。
いつも仲よし、2羽のカイツブリ。
もう1羽もいるんだがいつも離れたところにいて、仲間はずれ?それとも孤高を愛している?
このところ毎日、池の淵近くで出会うコサギ。
脚を揃えて「気をつけ!」のポーズ。
下池にまわると、背中を向けてどこか寂しげのアオサギ。
うしろすがたのしぐれてゆくか 山頭火
上池をめぐっているとアカハラを発見。
冬になると善福寺公園にもやってくる冬鳥。
同じ仲間にシロハラがいるが、おなかが白っぽいのでシロハラ、おなかが赤みがかっているのでアカハラ。
両方とも気が強そうで、シロハラとアカハラがときどき出会うと縄張りをめぐってケンカが起こる。
何年か前、おなかをぶつけ合ってバトルしてるところを目撃した。
下池を1周して再び上池に向かう。
途中、ハトが首をうずめてまん丸になって眠っていた。
近くに寄ってうわさしてるのに気がついたのか、首を伸ばすとふつうのハト。
ハトの首は意外と長いことに気づいた。
首の骨は椎骨(ついこつ)とよばれる骨が連結したもので、ヒトの椎骨は7個あり、椎骨を少しずつ曲げることによって「首を曲げる」という動作ができるが、鳥類は10個以上あり、中には20個を超えるものもいる。
首が短く見えるハトでも12個ある。それで歩くとき器用に首を振りながら歩くのだろうか。
すると近くでツグミの声が聞こえて、目を凝らすとツグミではなくジョウビタキのオスがとまっていた。
どうやらこのあたりを縄張りにしているようで、ときどき姿を見せる。
上向いたり、横向いたり、キョロキョロ。
仲間を探しているのか?
お尻を向けて、やがて茂みの中に消えていった。
上池に戻ると、いつものお気に入りの場所にメスのカワセミ。
なかなか気の強そうなメスらしく、新参者がやってきたら追いかけ回していたとか。
さらに池をめぐっていると、これもお気に入りの場所にもう1羽のカワセミもいたが、すぐに遠くへ行ってしまった。
3羽のカワセミはいずれも元気な様子で、よかったよかった。