善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

雨の中の野鳥たち

日曜日の朝は夜来の雨が降り続いていて、朝の散歩はなし。やむのを待って昼すぎに公園へ。途中、再び雨が降り出したが、気温が高く、鳥たちとも出会う。

 

まずは公園サービスセンターのギャラリーできょうから始まっている「善福寺公園 冬の野鳥たち 渡部公威写真展」へ。

渡部さんは長年にわたって善福寺公園の野鳥の写真を撮っている人で、もう何年も前、散歩中に出会って以来親しくなり、野鳥のことをいろいろ教えてもらっている。

鳥たちの一瞬のしぐさをとらえた写真は、どれもかわいくて、美しい。

今回の写真展で展示されているのは、冬の間の善福寺公園の野鳥とのことだが、公園で見た野鳥は何と43種類にも及ぶという。

都会の公園にそれだけの種類の野鳥がやってくるなんて、散歩する身としては何という幸せ。なお、写真展の会期は今月31日まで。

 

写真展を見たあと公園1周。

ギャラリーから出て上池を1周しようとしたら、いきなりアオジが目の前の藪の中へ飛び込んでいった。

2羽のアオジが藪の中をあちこち移動している。

こちらもそっと藪の外から中を観察する。

何も知らないで通りすぎる人は、まさか中にアオジがいるとは知らないから、「藪の中をじろじろ見て、何してるんだろう?」と思ったかもしれない。

アオジは、近くに人がいても藪に守られているという安心感があって平気なのか。

しばらくジッとしたり動き回ったりしていて、やがて遠くに飛び去っていった。

 

いつもの定位置にいたのは、マルちゃんらしいオスのカワセミ

 

上池をめぐったあとは下池へ。

途中の小川(遅野井川)では、けさもメジロが何羽も飛び交っている。

このころから再び雨が降り出してきたので、藪の中に入ってなかなか出てきてくれない。

藪の中から一瞬、姿を見せてくれたところ。

 

多少の雨は気にしないのか、ジョウビタキのオスがやってきた。

首を伸ばして木の実をゲット。

 

下池を1周したあとは再び上池へ。

池のほとりの枝に、ジョウビタキのメスがとまっていた。

鳴き声も上げずに黙ってとまっている。

おでこのあたりに雨粒が光っていた。

きょうは気温が高いので、寒いときのまん丸の体ではなく、とてもスリムな感じだった。

 

きょう最後に見たのはムッくんらしいオスのカワセミ

雨が降ろうがヤリが降ろうが、鳥たちはエサを求めてがんばっていた。