善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

カワウの白い色は恋人の色

火曜日朝の善福寺公園は快晴。きのうに増して寒い朝。都心の気温は今シーズン一番の冷え込みだとか。

 

公園の片隅に、小さな家の模型?

よく見ると「ハチの家」と書かれてあって、丸い小さな穴がたくさんあいている。

ミツバチを呼び寄せようとしているのだろうか?

 

シモツケがあちこちで咲いている。

開花時期は5 ~8月といわれるが、季節外れの開花のようだ。

 

別の場所ではボタンクサギ

こちらの開花時期は7月~9月。

まだがんばって咲いているのか。

ピンク色の小花がボール状にまとまって咲いていて、遠目から見るとアジサイっぽく見える。

 

頭の白いカワウを発見。

いつもは全身真っ黒なのに、なぜ頭だけ白い?

どうやらこの白いのは繁殖期にあらわれる婚姻色らしい。

婚姻色は普通はオスにあらわれ、メスへのアピールのためと考えられる。

ナルホド、白い色は恋の色というわけか。

野鳥の繁殖期は春から夏ぐらいにかけてかと思ったら、カワウはそうでもないようだ。

場所によって繁殖の時期に大きな違いがあり、青森県下北半島では3月中旬から9月、愛知県では1月から7月、大分県の沖黒島では1月から7月だとか。

東京はというと、東京・台東区の上野不忍池で調べたところ、初秋から初夏までほぼ1年中繁殖活動がみられ、9月から11月と、2月から4月の年2回、繁殖のピークがみられたという。

とすると善福寺池のカワウも同じだろうか。

 

池の真ん中にカワセミ

ほかにも近くにとまっているのがいたが、すぐに逃げられちゃった。

 

下池にまわると、池の中のヨシのあたりからウグイスの地鳴きが聞こえる。

最近、よくウグイスが鳴くようになったが、なかなか外に出てきてくれない。

きょうこそ、と思ってカメラをかまえていると、出てきた!

シャッターを押したら、ウグイスと一緒にいたメジロだった。

 

木の上からアオサギが下界を睥睨していた。

 

けさは公園内で何度もジョウビタキの鳴き声を聞く。

何度目かの鳴き声がして、公園隣の民家のアンテナにとまっていた。

頭が銀白色のオスで、しきりに鳴いている。

仲間を探しているのか、動かずにジッとしていた。

 

再び上池に戻ると、梢をめぐる小鳥の群れと遭遇。

朝食中のようだが、相変わらずすばしっこい。

たちまちのうちに飛び去っていった。

 

公園から帰ろうとしたら、池の淵のすぐ目の前にカワセミ

けさもカワセミはじめ野鳥たちと出会えて、いい1日の始まり。