善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

タマムシが放つ妖しい輝き

金曜日朝の善福寺公園は何日かぶりの青空。おかげで日差し強く、暑い。

 

きのう公園デビューしたカワセミの幼鳥。

きのうは比較的目立つところにとまっていたが、けさは葉っぱの陰に隠れるようにしている。

2羽が、少し離れたところにいたが、ジッとしてないで細かく移動している。

公園デビューから1日たって、世の中安全じゃないことに気づいたのだろうか。

親がエサをくわえて飛んできた。

母親のサクラのようだが、子どもに給餌するかと思ったら、自分で食べちゃった。

ほしければ寄ってくるはずなのにこないので、それならと食べちゃったのか。

その後も、親はエサ探しに余念がない。

 

池をめぐっていると、タマムシ(玉虫)を発見。

雨の余韻か、雨粒がついて余計に妖しい輝きを放っていた。

でもよく見ると左の翅が少しおかしいが、何とかがんばってるみたいだった。

翅は構造色によって美しい金属光沢を発していて、死後も色あせない。「玉虫色」の語源もそれに由来しているらしいが、国宝に指定されている法隆寺宝物の「玉虫厨子」の装飾としても使われている。

玉虫厨子タマムシの装飾は現在ではほとんどなくなっているというので、1960年に鱗翅学会が創立15周年の記念事業とてして玉虫厨子の復元に取り組み、日本全国の昆虫収集家や小中学生にタマムシの採集を呼びかけたところ、約1万5000匹のタマムシが集まり、そのうちの5348匹を用いてタマムシ厨子のレプリカを完成させたという。

タマムシの金属光沢は天敵である鳥を寄せつけないためといわれるが、人間にはかなわないようだ。

 

このところ公園ではムクドリの群れが飛び交っていてかしましいが、幼鳥も一緒にいて、エサをねだっていた。

善福寺公園で生まれたのか、それとも親のあとをついてきたのか。

 

キュートなオメメのマミジロハエトリ。

 

アオサギがエサを探してそろーりそろーり。

獲物を見つけたのか、首を長~く伸ばしていた。

 

モンシロチョウがムラサキカタバミの蜜を吸っていた。

 

明け方まで降った雨で、地面が濡れている。

そこでアオスジアゲハがやってきて、吸水を始めた。

翅を開いたところ。

アオスジアゲハは翅の裏も表も同じ模様だが、細かい赤色は翅の裏側だけのようだ。

あの赤い筋は何のサイン?