善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

とってもかわいいチョウの幼虫

土曜日朝の善福寺公園は晴れ。けさは風もなく暖か。

 

ソメイヨシノの絨毯の上にけさもツグミ

 

イブキシモツケが咲き出していた。

 

大空に突き立つように咲いているのはウワミズザクラ(上溝桜)。

名前の由来は、古代の亀甲占い(亀卜)で上面に溝を彫った板に使われたことにより「上溝」、また、葉がサクラに似ているので「上溝桜」となり、それが転訛したとされる。

中国名は「灰葉稠李」というのだそうだ。

 

上池をめぐっていると、サクラらしいメスのカワセミが小魚をゲットしたところ。

なかなかの大物で、枝に叩きつけて弱らせてからゴックンと飲み込んでいた。

食欲旺盛はいいけれど、子育てはどーなってるの?

 

上池を半周して下池に向かっていると、アオジカップルでエサ探し中。

北へ帰る予定のツグミ同様、まだ公園にいてくれる。



ヤマブキの花の下でネコがお座りしていた。

このところ毎日のように見るが。

 

下池を1周して再び上池へ。

途中、遠くの方でモンシロチョウっぽいのが飛んでいて、今度は近くでアゲハらしいのが飛んでいて、とまった。

今年のアゲハ初見。

よく見ると翅の端のほうがボロボロ。

翅の端から伸びる尾状突起がなくなっているが、ナミアゲハのようだ。

さなぎで冬を越し、春になってようやく羽化して飛び始めたころだろうに、早くも天敵の襲撃を受けたのだろうか。

 

上池のほとりで今度はチョウの幼虫を発見。

ゴマダラチョウの幼虫だろうか。

つぶらな瞳にちっちゃなお口、という感じで、とても可愛らしい。

それにしても立派な2本の角(つの)。

何のためにあるかというと、角(頭部突起)は硬くできていて、肉食のハチなどの天敵から身を守る盾の役割をしているらしい。

 

ハナミズキの花が咲き出した。

白い花びらに見えるのはホントの花ではなく萼で、真ん中の地味なのが花。

雄しべが伸びている。

 

さきほど小魚を食べてたサクラらしいカワセミがチョコンととまっていた。

 

公園からの帰り道、民家の庭から飛び出したウメの枝に実が鈴なり。

 

区立公園のヤエザクラ(八重桜)も満開で、よく見ると花の中心から2枚の葉っぱが出ている。

八重咲きの花は雄しべが花びら化したもので、ヤエザクラの中には雄しべが葉っぱ化している品種もあるらしい。

2本の雄しべが葉っぱ化して花の中から突き出ているから、「関山(かいざん)」という品種のサクラだろうか。

葉っぱ化したのが1本だけのは「一葉(いちよう)」というらしい。

ヤエザクラにもいろんな品種があるらしく、花を比べてみるのも楽しそうだ。