月曜日朝の善福寺公園は快晴。けさも最低気温は零下。池には氷が張ってる。
上池では、コブシの木に文二らしいオスのカワセミ。
冬芽(花芽)が真っ白のフワフワの毛に包まれてあったかそう。
芽鱗といって、花芽を覆って冬の寒さから守っているのだとか。
池をめぐっていると、3羽のカイツブリが仲よく泳いでいた。
いつも見るときは、2羽は一緒にいて、もう1羽は孤独でいることが多いのだが、ホントは3羽ともに仲よしなのか。
下池に向かう途中の小川にはハクセキレイ。
同じセキレイでもキセキレイはすぐに逃げていくか、ハクセキレイは近寄っても平気。
警戒心の強いキセキレイと比べると、意外とおおらかな性格みたい。
その理由は何だろう?
ハクセキレイは日本ではもともと北海道や東北地方など北部でのみ繁殖が確認されていたが、次第に繁殖地を南に広げていって、現在では東日本では普通種となり、都市にも進出して“都市鳥化”した鳥になっているという。
食性は雑食だが、都市部などの乾燥した環境にも適応している。このため、水辺だけでなく人が歩く遊歩道なんかもエサを求めて歩いている。パン屑など人間のこぼした食べ物を食べる様子も観察されているというから、次第に人間が近くにいても平気になっていったのだろうか。
一方、もっぱら水辺でエサを探しているのがキセキレイだ。
キセキレイが警戒心が強いのは、その美しい黄色い姿も原因なのではないかと思う。白と黒の地味なハクセキレイと違って、黄色のキセキレイはどうしたって目立つ。天敵にも襲われやすくなり、それでよけいに警戒心が強いのではないだろうか。
人間でも、美しい人にはトゲがあるといわれ、どこか近寄りがたいところがあるが、鳥の世界でも似たようなことがあるのだろうか?
下池では、いつもカワセミがいるあたりは氷が張っている。
それでも、池の水が善福寺川に落ちるあたりにサクラの姿。
氷が溶けるのを待ってるのかな?
再び上池に向かおうと歩いていると、やってきたのはシロハラ。
キッと上を向いて、かっこいいポーズ。