水曜日朝の善福寺公園は曇り。気温高めで、次第にポカポカしてくる。
公園は今、花盛り。
ムラサキケマンがあちこちに群生していて、花をつけている。
一緒に歩いていた人が「まるでケイマン諸島みたい」というので大笑い。
タックスヘブンのケイマン諸島にあやかって名づけたのか?というともちろん違う。
漢字で書くと「紫華鬘」。仏殿の内陣を飾る唐草や蓮華が透かし彫りされた「華鬘(けまん)」に花の姿が似ていることから名づけられたという。
一方、学名はギリシア語で「ヒバリ(雲雀)」を意味するのだとか。やっぱり花の形に由来しているという。
英名は和名と同じ「Murasaki‐keman」というから、日本から渡っていったのか。
その近くではヒメオドリコソウ。
明治の中ごろに日本に入ってきたヨーロッパ原産の帰化植物で、同じシソ科で日本在来の「オドリコソウ」と花の付き方などがよく似ていて、かつ小型であるというのでこの名ついたという。
ホトケノザとよく似ているが、ヒメオドリコソウの花は薄紫色を混ぜたような淡いピンク、ホトケノザの花は濃いピンク色をしていて、さらに違うのは葉の形で、ヒメオドリコソウはスペード形の葉を対生させるのに対し、ホトケノザは丸い座布団のような葉を茎の周りにぐるりと一周させるようについている。
ネモフィラも数を増やしていた。
上池の至近距離にオスのカワセミ。B2くんみたいだ。
メスのH子に貢ぎ物をするためにエサをねらっているのかな。
池をめぐっていると、今度はそのH子らしいメスのカワセミ。
B2くんからのプレゼントを待っているのか、盛んに水浴びしては羽繕いしていた。
レディーは身だしなみが大事。
上池のキンクロハジロはまだ北に帰らずにいる。
シジュウカラが顔を出した。
下池にまわると、オオバンとバンが、同じクイナの仲間で仲よしなのか、つかず離れずでエサをついばんでいた。
こちらも仲よしカップル?
久々にアオサギの姿。
こちらも久々、コサギ。
相変わらず脚をズリズリさせてエサを探している。
枯れ葉の上にいたテントウムシみっけ。
足音高く、公園の春。