日曜日朝の善福寺公園は曇り。ときおり日も差す。放射冷却が弱まったせいか、池の氷は一夜にして溶けていた。
きのう、九州・佐賀に住む親戚からミカンが箱で届いた。
箱を開けるとギッシリとミカンが詰まっている。
意外と知られていないかもしれないが、佐賀はミカンの産地で、生産量は全国6位、ハウスミカンに限れば全国1位だそうた。
食べると甘くておいしかった。
そういえば子どものころ、冬の味覚といえばミカンかリンゴで、とくにミカンは簡単にむいて食べられるので、どこの家でも箱ごと買って家に常備していたものだった。
箱で届いたミカンを見て、懐かしい昔を思い出した。
ところできのうは大分と宮崎で震度5強の地震があったが、佐賀もけっこう揺れたらしい。
さて、公園散歩だが、公園に着くなり、たまに見る場所でモズのメスらしいのと遭遇。
ここで様子をかかがってから行き先を決めるのか、やがて飛び去っていった。
上池をめぐるが、いつもいるところにカワセミの姿はなし。
どこかに隠れているのかな?
池の端に、池を背にして下池のほうを向いているオスのカワセミ。
三郎くんのようだ。
下池につながる小川(遅野井川)に差しかかると、またもやモズ。
しかもよく見ると、どうやらオスらしい。
善福寺公園でモズのオスを見るのはチョー久々。
最初に見たモズとこのモズを比べればすぐにわかるが、最初の方は目のあたりの過眼線が茶色っぽくて、おなかの模様がウロコ状に見える。これがメスの特徴。
一方のオスは過眼線が黒く、おなかのうろこ模様も見当たらない。
メスはやさしげで、オスはキリッとしている印象。
やっぱりオス・メスで性格も違うのだろうか?
2羽は公園で出会い、愛を育むんだろうか?
モズが飛び去ったあと、いつもの小川の“常駐組”のハクセキレイが姿を見せた。
そのあとでキセキレイも飛んできたが、すぐにいなくなってしまった。
下池をめぐっていると、カワセミの声。
枝にとまってエサをねらっている。
さきほど下池方向をじーっと見ていた三郎くんだろうか?
ふたたび上池に戻ると、公園向かいの民家の花にメジロがやってきていた。
ホタルブクロみたいな花に、下からクチバシをつっこんで蜜を吸っているようだ。
しかし、ホタルブクロは初夏に咲く花。よく見ると花の形も違う。
気になって帰ってから調べたら、中国原産の冬咲きのクレマチス、クレマチス・アンスンエンシスとわかった。開花期は12~1月で、耐寒性も強く丈夫な花という。
クレマチスは初夏に咲く花だが、冬も花を楽しめるようにと品種改良したのか。
おかげで、蜜の大好きなメジロにとっては、ありがたい冬のプレゼントとなっているようだ。
池をめぐっていると、この池を縄張りにしているらしいオスのカワセミが小魚をゲットしたところ。
すぐに飲み込んで、どこか満足げだった。