水曜日朝の善福寺公園は快晴。気温は高めだが風が冷たい。
きょうは冬至。1年で昼が一番短い日。
ということは、冬至をすぎると日一日と昼の時間は長くなっていく。
だから古代の人々はこの日を「再生の日」ととらえた。
冬至に至るまでは太陽の力は弱まっていくが、冬至を境に太陽の力は再び強くなり、万物みなよみがえっていくと考えたのだ。
だから1年の始まりは冬至とされ、かつて中国では冬至を元日としていたという。
キリスト教のクリスマスも冬至の祝いがそもそもの始まりといわれるし、日本でも、宮中で行われる新嘗祭は冬至のある旧暦の11月中旬の卯の日に行われていたが、明治の改暦以後、新暦11月23日に行われるようになって、現在は「勤労感謝の日」になっている。
ただし、冬至を境に太陽の力が増していくといっても、それは昼の時間が長くなるという意味で、日の入りの最も早い日は、12月上旬。一方、日の出の一番遅い日は1月上旬だ。
日の入りの時刻はこれから日に日に遅くなっていく一方で、日の出の時刻もまだしばらくは遅くなっていって、朝はまだまだ暗く、ようやくあらわれた太陽の位置も低い。
冬至の朝の長い影。
けさのカワセミは、上池の真ん中あたりに1羽。
下池をめぐっていると、いつもは群れているシジュウカラが単独行。
比較的低いところでコゲラがエサをつついていた。
再び上池に戻ると、おととい、きのうと同じ場所にカワセミのオス。
エサ獲りの成功体験があってこの場所が好きなのか、隠れ家的に安心できる場所として選んだのか?