善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ヤマトシジミのモフモフ

金曜日朝の善福寺公園は晴れ。朝から気温が高いが緑陰は涼しい。

 

上池ではカワセミのオスらしいのが真剣な顔してエサをねらっていた。f:id:macchi105:20210611092449j:plain

ヒナにあげるためだろうか?

近くにメスもいたが、こっちはのんびりしてる?f:id:macchi105:20210611092511j:plain

池に白いものがいっぱい浮いていた。花びらかな?

 

けさもメスジロハエトリのオス。f:id:macchi105:20210611092646j:plain

近くにはクサグモ。f:id:macchi105:20210611092713j:plain

 

シジミチョウが翅を広げていた。

黒一色だからメスのようだ。f:id:macchi105:20210611092738j:plain

オスは光沢のある水色をしている。ほかの虫と同様、オスの方がきれいに着飾っているのだろうか。

 

こちらは翅を閉じたヤマトシジミ。翅の表がちょっとだけ見えるが、やっぱりメスのようだ。f:id:macchi105:20210611092756j:plain

チョウの翅をよく見てみると、翅の縁がモフモフ・フサフサになっている。

これは何かの役割を果たしているのか?

気になって調べてみたら、昆虫の翅には広範囲に感覚器が分布していて、温度を感じとる、放熱する、体液を翅全体に循環させるなど、さまざまな働きをしているという。

とりわけチョウ・ガなどの鱗翅目(チョウ目)では、翅の周縁に沿って広く神経が走行し、その支配を受ける「感覚毛(=毛状の感覚器)」が多数分布しているという。

その感覚毛には「感覚性剛毛」と「感覚性鱗毛」の2種類があるらしい。

あのモフモフでいったい何を検知しているのだろうか?

 

ところで、もうひとつ疑問なのがヤマトシジミの漢字表記。「大和蜆」とも書くが多くが「大和小灰」と書く。

蜆というのは翅の形が小さくて蜆に似ているというのできたのだろうが、小灰というのは?

こちらは翅の色が灰色っぽいところからのようだ。さらに小さいところから小灰と書いて「シジミ」と読む。アズキを「小豆」と書くのと同じか。

小灰の語源は中国から来ているともいわれる。

一方、オランダやドイツなどでは「青色」でシジミチョウを表現しているという。

国によって見方・とらえ方は違う。

 

カマキリのチビッコがだいぶ大きくなった。f:id:macchi105:20210611092827j:plain

 

帰り道、ワカケホンセイインコが群れて鳴いていて、2羽が並んでチュッチュしていた。f:id:macchi105:20210611092856j:plain

親が子どもにエサを与えているところかな?