日曜日朝の善福寺公園は曇りのち晴れ。朝は風があるので比較的涼しい。
上池の遠くの方に2羽のカワセミが少し離れているけど並んで止まっている。
遠くてオスかメスかは判別できない。
やがて1羽が飛び去っていった。
近くまで回ってみると、残っていたのはメスのカワセミ。
水浴びしながら羽づくろいしていた。
子育ては休憩中なんだろうか。
ハナショウブが咲き出した。
きのう見つけたカイツブリの巣づくりは、けさも続いていた。
2羽でせっせと木の枝なんかを口にくわえて持ってきては積み上げている。
かなり大きなヤゴの脱け殻。5㎝ぐらいはあるだろうか。
羽化したのも大型のトンボだろうか。
公園の端っこに咲いているのはサルビアの仲間のサルビア・ガラニチカ。
濃青色の唇形の花で、ヘビかなんかが大口を開けてるみたいに見える。
南米原産で、ガラニチカの名前はパラグアイの先住民族グアラニ属に由来するという。
すると何と、見上げると枝の上でヘビがとぐろを巻いている。
キャーッ!
けさもヨシの中からはオオヨシキリの声。姿は見えず。
先日に続きラミーカミキリを発見。
けさはタキシードを着たキョンシーに見える。
ミスジチョウがとまっていた。
葉っぱの裏に大股開きでぶら下がるようにして止まっているのはメイガの特徴。
スカシトガリノメイガだろうか。
ソーッとのぞき込むと、前翅に白い紋。そのまわりは黒ずんだ褐色になっている。
白い紋は別に透けているわけではないが、名前の通り透けたように見える。
黒褐色と白との対比でそうさせているのか。自然が創り出すマジックだ。
葉っぱにぶら下がっているのはアカボシゴマダラ。
アジサイにヒメジャノメ。
葉っぱの上にはモンシロチョウ。
あったかくなってきてチョウをよく見るようになってきた。
メタリック色に輝く、小さな小さなハエ?
アシナガキンバエのようだ。
ハエの名がつくが、実際にはアブにより近縁で、アシナガバエ科アシナガバエ亜科に属している。
名前の通り、足が細長く、体は金属光沢を持つハエで、体の色は緑色から藍青色まで変異があるという。構造色なので太陽の光り方によっても違う色に見えるかもしれない。
別の場所にも、違う色合いのヤツがいた。
成虫は肉食で、小型の昆虫をエサとしている。あんな小さくて、さらに小さい虫がいるのか。
オストメスは腹部の違いで見分けることができ、細い方がオス。したがってこれはオスだろう。
頭の先に突起が出ていて、それが二股に分かれて外側に反り返っている脚の長いクモを発見。
おなか側から見てるからよけいに二股が目立つのだろうか。
不思議に思って帰って調べたら、アシナガグモの一種のようだ。
しかし、同じアシナガグモでも、きのう見たウロコアシナガグモにはこんな突起はなかったようだったが、よく見えなかったのかもしれない。
腹部が細長いからヤサガタアシナガグモだろうか。
突き出た突起みたいなのは、上顎(じょうがく)と呼ばれる口器の一部だそうだ。
先端には牙があり、これで獲物をとらえて牙の先から毒液を注入するという。
こうした口器はどのクモも持っているそうだが、こんな大きいのは初めて見た。
ドクダミの花にはカマキリの赤ちゃん。
公園近くのお寺の善福寺にタイサンボクの花が咲いていた。
頭上を小さな鳥の群れ。
電線にエナガがとまった。