火曜日朝の善福寺公園は曇り。今にも雨が降りそうな感じ。湿度高く蒸し暑い。
きょう7日は七夕。そして「小暑」。
例年なら広場に七夕飾りが立てられるが、コロナ禍の今年はなし。
強い風にカワセミがあおられていた。
親のカワセミのようだ。
羽繕いしてたからエサとりあとの休憩中か。
少し離れた木陰には子どものカワセミ。
池をめぐっていると、さっきの親か、ここでも羽繕い。
口を開ける練習?
さらに歩いていくと、やはり木陰にまた別の子どものカワセミ。
脚を揃えてチョコンと止まっていた。
今年初の赤トンボ。真っ赤っかだ。
シオカラトンボらしいのが止まっていた。しかし、今まで見たシオカラトンボに比べると大きい感じ。するとオオシオカラトンボだろうか?
さらには今年もウチワヤンマ。
何やらきょうはトンボづくし。
尻尾の突起が団扇みたいだというのでウチワヤンマ。ただし、ホントはヤンマではなくサナエトンボの仲間。単に体が大きいのでヤンマと名づけられたにすぎないという。
早苗(サナエ)は6月の季語で、苗代を田んぼに植え替えるころ。そのころに盛んに飛び始めるというのでサナエトンボ。
アゲハが止まっていた。
黒い部分が多いから夏型のようだ。
テントウムシみたいな虫。丸くて体に黒い斑点。長い触角。テントウムシとはちょっと違う感じ。
カメムシ目マルウンカ科のキボシマルウンカだろうか。
キボシマルウンカ(黄星丸浮塵子)はテントウムシに擬態しているという。
なぜ弱そうなテントウムシに擬態するのか?
テントウムシは敵に襲われると強い異臭と苦い液を相手に振りまくのだそうだ。
つまりテントウムシのハデな模様は、異臭や苦さを示す警告色として機能していて、それを知っている鳥などはあまりテントウムシを捕食しないという。
そこでキボシマルウンカはテントウムシそっくりに擬態して「私は異臭と苦い液を出すテントウムシですよ。近づかない方が身のためですよ」と警告しているらしい。
ウンカというとセミみたいな形をしていて繁殖力が強く、イネなどを枯死させる害虫で、雲霞(うんか)のように群がるからこの名がついたといわれるぐらいなんだが、こんなかわいい形のウンカもいるのか。
お次は、ツヤツヤしているテントウムシにしてはやけに毛深い感じ。
しかし、れっきとしたテントウムシで、その名もニジュウヤホシテントウ。
赤褐色の地に多数の黒い斑点があり、灰褐色の軟毛が密生している。
黒斑の数は全部で28個。それでニジュウヤホシテントウ(二十八星瓢虫)。
テントウムシの多くはアブラムシなどを食べる肉食性だが、このテントウムシはナス科の植物の葉を食べる菜食主義。たしかにしきりに葉っぱを食べていた。
するとひょっとして、肉食のテントウムシは脂で肌がテカテカして、菜食主義のは毛がフサフサなんだろうか?
エナガの群れが梢をめぐりながら頭の上を通過していった。
風に吹かれてザンバラ髪。
ヘビが池を泳いで渡って行った。
手も足もないのに上手に泳ぐこと。
オレンジ色した毛虫がササの葉っぱの上を這っている。
タケノホソクロバ(竹細黒翅蛾)の幼虫のようだ。
タケやササの葉を好んで食べる。
長くのびた毛には毒があり、触れると激しい痛みが生じてかぶれ、痒みは2~3週間続くという。
顔を近づけるとこっちに寄ってくる。
毒針毛を持っているから平気なんだろうか。しきりに毒針を伸ばしている。うひゃー、触ったら大変とこっちから退散。
しかし、近づいたところを見ると、顔のあたりに新型コロナウイルス除けのフェイスガードをつけてるみたいなんだが、実は本当の顔はもっと小さくて下の方にある。