善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+「スケアクロウ」

ニュージーランドの赤ワイン「セラー・セレクション・ピノ・ノワール(CELLAR SELECTION PINOT NOIR)2014」
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何度か飲んでるが気楽に飲める。ブドウ品種はピノ・ノワール

食卓にはいつもと違った野菜料理が並んだが、これはその一品、UFOズッキーニのソテー。
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調理しちゃうとわからないが、UFOのような平たい円盤型をした不思議な形のズッキーニ。白いカスタード・ホワイトという品種のほか、黄色いのもあればオレンジ色、部分的にグリーンと黄色になっているものなどいろいろあるという。醤油をちょっぴりたらして、なかなか美味でした。

ワインの友で観たのは先月だったかNHKBSでやっていたアメリカ映画「スケアクロウ」。
1973年公開の作品。監督ジェリー・シャッツバーグ。出演はジーン・ハックマンアル・パチーノほか。
スケアクロウは日本語で案山子(かかし)。また、みすぼらしい人、痩せ衰えた人の意味もあるとか。

暴行傷害の罪で服役し、6年間の刑期を終えたばかりのマックス(ジーン・ハックマン)と、5年越しの船乗り生活から足を洗ったライアン(アル・パチーノ)が、それぞれの理由でヒッチハイクしようとして出会い、ともに旅をするうちに友情を育んでいく物語。
いわゆるロード・ムービーもの。

ジーン・ハックマンアル・パチーノがとにかく若い。なにしろ40年以上前の映画。1970年代ってつい最近かと思っていたら、もうそんなに大昔になっているんだ。
そういえば日曜日の午後、NHKアーカイブの番組があって、1965年に放送された大河ドラマ太閤記」の「本能寺」の回が放送されていて、秀吉役に緒形拳織田信長高橋幸治が演じていたが、森蘭丸の役に片岡孝夫(現・片岡仁左衛門)が出ていてびっくり。当時はたぶん20代。若い、とにかく若い。

それはともかく、「スケアクロウ」で2人のセリフにおもしろいところがあった。
ケンカっぱやくて男気のあるのがジーン・ハックマンのマックス。一方、気が弱くて争いを好まない好青年という感じのアル・パチーノのライアン。
マックスが「カラス(crow)を脅しつけて怖がらせる(Scare)からかかしっていうんだよ」というのに対してライアンは「おかしな格好をしてカラスを笑わせ、この畑の持ち主はいい人だ、だから荒らさずにおこうとカラスに思わせるのがかかしだよ」という。

こういう2人だからこそ気が合うのかもしれない。