善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

もじゃもじゃの花

月曜日(体育の日)朝の善福寺公園は曇り。台風19号が九州に接近し(その後上陸)、こちらも今にも雨が降りだしそうな空。

下池の水が善福寺川に落ちるあたりに、ちょっと変わった白い花。野菊かと思って近づくと、先っちょがもじゃもじゃしている。
そこにハナバチが飛んできて、ホバリングしながら蜜のありかを探している。
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フジバカマか、あるいはヒヨドリバナか、葉っぱを見るとヒヨドリバナっぽいが。
白い糸のように見えるのは「花柱」。ということは雌しべのこと。雄しべはいずこに?

きのう見つけたルリタテハの幼虫がまだ同じところにいた。まるで動いていない。
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それにしても触ると痛そうなトゲ。体を守るために生えているんだろうが、人が触っても無害だという。
よかった。

そばにヒヨドリジョウゴの花。まるで鳥かハチが舌をつきだしているようで、かわいい。
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ヒヨドリが好んで食べるのでこの名がついたというが、ヒヨドリバナ(こちらはヒヨドリが鳴くころに開花するというのでこの名がついた)といい、ヒヨドリは植物学者好みの鳥なのだろうか。そういえば「ヒヨドリ越え」の言葉もある。

さらにそばで赤というか橙色の可憐な花が咲いていた。
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帰って調べたらヒルガオ科のマルバルコウソウだという。
ルコウソウ(縷紅草)の1種で、ルコウソウの花は緋色だが、マルバルコウソウは橙色に近く、葉っぱも丸いので「マルバ」。
熱帯アメリカ原産で、江戸時代に渡来したのが野生化した。サツマイモの近縁種だとか。

その近くには一見花のように見えるツリバナマユミの実(ツリバナニシキギ科)。
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花や実が吊り下がったようになるので「吊り花」。
マユミの実も吊り下がっているけど、どう違うのか?
実をよく見ると、ちょっとおいしそう。