善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ムラサキシキブとバッタとチョウ

月曜日朝の善福寺公園は曇り一時小雨。風はなく、気温はきのうより少し高め。

 

上池にオナガガモのオスがやってきていた。

シベリアあたりで繁殖し、寒くなると日本にやってきて越冬する。

先日すでにメスを見たが、善福寺公園ではオスもメスもまだ1羽だけ。

ほかはどうしたのか? 先遣隊か?

 

大きな木の幹をスズメガの幼虫らしいのが移動中だった。

おいしい葉っぱを探しているのかな。

 

ムラサキシキブにバッタがいた。

よく見ると紫色の実がけっこう食べられている。

バッタが食べたのかな。

バッタのエサとなるのは主にイネ科の植物のはずだが、ムラサキシキブの実も好物だったりして。

 

すぐそばでは、濃い紫色に完熟したムラサキシキブの実にヒメジャノメがとまっていた。

こちらは実を食べるのではなく、実についた水滴を「甘露、甘露」と吸っているのか。

 

下池には、きのうも見たドデッと座るオスのカワセミ

まだ幼い感じの六兵衛だろうか。

ちょうど目の前の池のほとりで7、8人の女性たちが1列に並んでストレッチ体操をしていて、まるでその様子を見物しているみたい。

カワセミに見守られながら、おねえさんたちもうれしそうに体を動かしている。

 

池を1周してもとに戻ると、六兵衛くんらしいのはまだいて、相変わらずドデ座りして体操を見物しているのかと思ったら、すばやくダイブして小さな魚をゲットしていた。

すぐに飲み込んでしまったが、ただボーッとしているわけではなさそうだ。

 

ヒガンバナの花が終わって、かわって葉っぱが伸びてきた。

地下茎で育つヒガンバナは葉っぱより先に花茎を伸ばして花を咲かせ、花が散って地上から姿を消すと、今度は葉っぱが出てきて太陽の光を浴びる。その葉っぱも、花茎が伸びる前に姿を消してしまう。

花と葉っぱはお互い見ることができないので、花は葉を思い、葉は花を思う、というので韓国では「相思華」と呼ばれるのだとか。