水曜日朝の善福寺公園は快晴。始め涼しかったが、日差しは強くすぐに蒸し暑くなる。
最初に上池をめぐるが、カワセミの姿はなし。どっかに隠れているのか?
下池に回ると、2羽のカワセミが近づいたり離れたり、追っかけっこをしたりしていた。
恋の芽生えか? 縄張り争いか?
葉っぱに止まっていたのはキハラゴマダラヒトリか。
白く小さい斑模様があるヒトリガの仲間。
触角はオスが櫛状、メスが糸状。とするとこれはメスか。
葉っぱの裏にはベッコウガガンボ。
黒色で、腹部中央は黄橙色。脚は、黒色と黄橙色の粗い縞模様。翅には大きな黒斑がある。さきほどのガと同様、オスはブラシのような櫛状、メスは糸状というから、これはオスだろう。
高い木の上にアオサギ。いつも踏みしめているからか平らになっている。
きのう13羽もいたゴイサギは少なくなっていた。
きのうに続いてけさもオンブバッタ。
すぐそばにやけに触角の長いバッタ。
ショウリョウバッタにしては触角が長すぎる。
どうやらキリギリスの仲間のようだ。
小さい秋、見つけた。
葉っぱの裏に毒々しい感じの幼虫。
以前にも見たことがあるセスジスズメの幼虫のようだ。
セミがまだがんばって羽化している。
早くもムラサキシキブの実が色づいてきた。
古くからあるムラサキシキブの木はまだ実が小さいし色づいてもいないが、数年前に植えられた園芸用とみられる木はこんなにたわわに実がなっている。
ちょっと風情がない気もするが・・・。
茶色いカマキリ。脚の真ん中あたりが青くなっていて、美しい。
青といえば、クサギの実も青くなっていた。
この実を見ていつも思い出すのはラピスラズリ。
かつてはアフガニスタンでしか採れなかったという青い色の鉱物。フェルメールの「青いターバンの少女」の青も、ツタンカーメン王の黄金のマスクの青いラインも、ラピスラズリが使われている。
深い青さに魅せられる。
上池に戻ると、ようやくカワセミが1羽。