善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

春の花だより

土曜日(15日)朝の善福寺公園は快晴。北風が強いが、それほど寒くはない。

春の花が目につくようになった。
スズランのような花。アセビだ。
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漢字で書くと馬酔木。枝や葉には毒があり、馬が食べると毒に当たり、酔っぱらって脚が萎えるから「あしじひ」と呼ばれ、「あしび」、「あせび」になったという。

万葉集に次の歌。

わが背子にわが恋らふくは奥山のあしびの花の今盛りなり

あなたのことを密かに思っている私の心は、奥山に咲くアセビの花のように今、真っ盛りです。

背子とは、背中の子、ではなく恋人のこと。「日本国語大辞典」によると主として女性が恋人である男性をこう呼ぶというから、女性の歌か。昔は人の背に色気を感じたのであろうか。

ヒイラギナンテンも鈴なりの花を咲かせていた。
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葉っぱがヒイラギ、実のつき方がナンテンに似ているためこの名前があるとか。

アンズの花?
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サクラに似ているけど、丸くてぷっくらとしている。

トサミズキ。
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もともと土佐(高知県)に自生していたというのでトサミズキ。
黄色い花びらの中から赤いのが顔を出している。
雄しべだという。とても立派でたくましそう。