月曜日朝の善福寺公園は雨が降ったりやんだり。最初はやんでいたが、やがて降ったりやんだりを繰り返し、その後、九州の西をかすめながら北上中の台風10号の影響か、ドシャドシャと降り出す。
日本で古くから親しまれている花で、万葉集に大伴家持の次の歌がある。
秋の田の穂向(ほむき)見がてりわが背子がふさ手折りける女郎花かも
(秋の田の稲穂の実りぐあいを見回りかたがた、あなたがどっさりとこのおみなえしの花を手折って来てくださったのですね)
この歌は、越中守として越中の国府(現在の富山県高岡市伏木古国府)に赴任した家持が天平18年(746)8月7日、着任後初めて催した宴で詠んだ歌といわれる。
8月7日は太陽暦でいうと秋の今ごろで、オミナエシが咲くころだったのだろう。
なぜオミナエシなのか。語源説としては、花の色は美女をもヘス(圧)という意味か、オミナウエシ(女植)の略、ヲミナはヲムナ(女)の義、ヘシはヒレセリの反、などなど諸説あると「日本国語大辞典」にある。
カワセミが2羽、並んで止まっていた。
右側は大人のようだが、左側のはどこか幼い。
巣立ちした幼鳥がまだ親を恋しがっているのだろうか。
ふとい木の幹に翅を大きく広げたガ。
ツマジロエダシャクのようだ。
翅の先っちょが白いエダシャクというのでツマジロエダシャク。
夜行性で、日中は前翅と後翅を離して翅を大きく広げて木々の葉上や幹に止まってすごすことが多いという。
翅を広げている様子は、まるでジュディ・オングの「魅せられて」の「女は海~」みたい。
けさもカマキリ二態。
きのうもそうだったが、後ろ脚を何かににひっかけて、逆さ釣りで獲物を待ち構えるのが好きらしい。
クワコの幼虫。
枝そっくりなのもいた。
クワコの幼虫はまわりの環境に合わせて変幻自在なのか?