善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

まさに隠れ家 楸(ひさぎ) 麻布店

きのうは麻布にある「楸(ひさぎ)」という店へ。
牡蠣料理の店で、銀座に本店がある。ホントは銀座の店に行こうと予約の電話を入れたら、「いっぱいです」とのこと。12月の忘年会シーズンだけのことはある。しかもその店は8人ぐらいしか入れないこじんまりした店なので、やむを得ない。
それならと麻布の店に電話したら運よく空いていた。

場所は麻布といっても地下鉄南北線麻布十番駅のすぐそば。庶民的雰囲気が残る界隈。駅から歩いて数分の2階にある(夜だとちょっとわかりづらい)。

前日に予約して空いているんだから大きな店かと思ってドアをあけると、中はけっこう狭い。というよりレストランの雰囲気ではなく、どこかの家のダイニングルームか応接間という雰囲気。

じゅうたんがしきつめられていて、8人ぐらい座れる大きなダイニングテーブルがデンとあるだけ。奥に小部屋があり、そこには2~3人は座れるか?

靴を脱いでスリッパに履き替えて席に着く。客はわれわれ(4人で行った)だけ。
ナント、貸し切り!(あとで若いカップルが入ってきて奥の小部屋に陣取ったが、結局、お客は2組だけ。何という贅沢。

ということは、4~5人以上で予約して空いていたら、ほぼ貸し切り確実。まさに隠れ家的お店として推薦します。

牡蠣づくしのコースを注文。

前菜は牡蠣やウニが入っていて具だくさんの冷製スープ。
続いて焼き牡蠣が出てくる段になると「早くワインを!」とビールからワインへ。
小さなキャンドルのあかりだけなので、暗くて写真は日光の手前。
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3種類の生牡蠣。やっはり産地によって味が違う!
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メインは黒毛和牛と牡蠣のステーキ(それとブイヤベースをシェアしていただく)。
ご飯は黒カレーの牡蠣フライ乗っけ。
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ちなみに黒カレーはこの店の名物料理の1つだそうで、ランチのときは大賑わい。
デザートはアイス。何のアイスだったか・・・。
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ワインを2本もあけるとだんだん記憶が不確かになる。

とにかく久々に牡蠣を堪能! 幸せな夜。

帰りはシェフ(たぶんこの店のオーナーと思われる)が道路の外まで見送ってくれた。

ちなみに「楸」とは「木ササゲ」の異名で、中国原産の薬木として知られる。「木ササゲ」というのはササゲに似た実をつけることからこの名がついた。
楸は「久木」とも書き、万葉集山部赤人の次の歌。

ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる清き川原に千鳥しば鳴く

楸(ひさぎ)麻布店
港区麻布十番2-16-9網代ビル2F
電話3452-3902
午前11時半~午後2時、午後6時~11時
日祝休み