善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

スペイン・フランスバスクとボルドーの旅⑥

ビルバオ滞在2日目、ビトリアの1日観光を終えて夕方、ビルバオのバスターミナルに帰着。夕食をとるためバスターミナル近くの地下鉄サン・マメス駅に向かうと、サクラが咲いていた。そういえばビルバオでは日本と似た花がいくつも咲いていて、アジサイキョウチクトウも咲いていた。日本の春と夏が一緒になっているみたいだった。
イメージ 1

地下鉄に乗ろうとすると、あちらこちらから似たような服装の人が次々とやってくる。みんな赤と白の縦縞のユニフォームを着ている。
イメージ 2

そういえば、サン・マメス駅のすぐそばにはサッカースタジアムがある。
イメージ 3

ビルバオには「アスレチック・ビルバオ」というサッカークラブがあり、スペインの国内1部リーグ(リーガ・エスパニョーラ)で全20チーム中、現在第6位と優勝もねらえる位置にいる。
しかも、選手はイラク出身者に限るという方針がかたくなに守られていて、まさに郷土の代表というわけだ。
この日はサン・マメスのスタジアムでセビリアとの試合があり、それで人々はどんどん集まってくるのだ。
イメージ 4

イメージ 5

何千、いや何万という数かもしれないが、歓声を上げているわけでもないのに話し声だけでわんわんと空がゆれている。
帰ってから調べたらこの日(9月24日)の観衆は4万2415人。人口約35万人でこれだけの人が集まるのだから大変なものだ。
試合はビルバオが3対1でセビリアに勝った(セビリアには日本の清武弘嗣が所属しているがこの日は出場機会がなかったようだ)。
試合後、サポーターたちは狂喜乱舞したことだろう。

夕食はビルバオの中心地にあるモユア広場近くを歩いていて見つけた「ラ・ビーニャ・デル・エンサンチェ」というバルで。
店の前は立ち飲み客でいっぱい。
イメージ 6

中に入るとテーブル席が空いていたので座らせてもらう。
なぜ立ち飲みの客であふれているのに座る席は空いているのか?
答えは簡単。立ち飲みだと料金が安いからだ。
店内もにぎわっている。とても人気のある店らしい。
しかも、店内も外も女性の客が多い。たまたまか?
イメージ 7

気さくな感じのおじさんがメニューを持ってきてくれる。日本人とわかると、持ってきたのはナント日本語のメニューだった。しかもデジタルで、写真付き。
「○番の料理を」というと「写真で示せ」という。なるほど、日本語じゃわからないから現物の写真を見せろというわけだ。
オススメのワインを頼んだら、持ってきたのはバスクのすぐとなり、リオハ産の「ラ・リオハ・アルタ ビーニャ・アルベルディ・クリアンサ(LA Rioja Alta Vina Alberdi Crianza)2009」という赤ワインだった。料金は手ごろ。
イメージ 8

食べたのは、サラダにアンチョビのオリーブオイル漬け(これがワインにピッタリ!)に肉に魚など。
イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

夜がふけても街は人でいっぱい。土曜の夜を楽しんでいるのか、あるいはサッカーチームの勝利を喜んでいるのか。
イメージ 13

いい心持ちでホテルに帰る途中、橋の上から街を眺める。
川べりをそぞろ歩く人も多い。
イメージ 14

かくてビルバオ滞在2日目は終わる。明日はサン・セバスチャンへ移動だ。

本日の歩数、2万4623歩。いやー、歩いた。
(続く)