善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

小学校運動会の実況生中継

おそらく全国でも、いや世界的に見ても、小学校の運動会をFMラジオで実況中継しているのはウチだけではないか。「ウチだってやってるよ」というところがあっても、10年連続というのはないだろう。

FMといっても免許のいらないミニFM放送だが、東京は杉並区善福寺で地域の有志が集まって放送している「ラジオぱちぱち」(正しくはラジオ善北こどもネットワークというのだが)では、毎年、地元の小学校(杉並区立桃井第4小学校)の運動会の模様を開会式からおわりまで、完全実況中継していて、今年で10回目を迎えた。

最初の放送は2001年6月3日、ラジオぱちぱちのホームページはこう伝えている。

「本邦初! 運動会の実況をミニFMで放送しました。見所インタビュー、白組のリレーの秘策などを紹介。昼休みには、OBも集まってきてくれ、楽しい放送で、黄金バットの次回作の予告編も流しました。試合は、前半が白326点、赤321点、締めくくりのリレーで男女とも赤が勝ったのですが、逆転ならず、白組453点、赤組452点と1点差でした」

数年前から、春の運動会は「モモリンカップ」と銘打って行われていて、今年は特に、学校と地域が一体となった感じの体育祭となった。
学校主催の公的行事なので、いつもは放送だけで、「ラジオぱちぱち」の宣伝めいたものは遠慮していたが、今年は、放送席は最前列、子どもたちの放送ブースの隣で、「ラジオぱちぱち」の宣伝も大いにしてくださいというので、「ラジオぱちぱち放送中」の横断幕がひるがえった。
それだけ学校側もわれわれを信頼してくれるようになったんだな~、と感慨しきり。

モモリンカップの内容も、地域の人たち(消防署やバス会社、自転車屋さん)が競技に参加して、わがぱちぱちは青年部(大学生)と連続ドラマ「黄金バット」の主人公、黄金バットと大悪人・ナゾーが棒引きや綱引きに参加。バットとナゾーは変装までして、みんなから大受け?だった。

子どもたちはというと、1年生の50m走や騎馬戦、高学年の100m走やリレーなども手に汗を握る面白さだったけど、なんといっても圧巻は6年生による組体操。
ピラミッドやオウギ、ウェーブ、3段タワーなどが、完成するたびに盛大な拍手が送られた。たまたま最前列で見ていたのだが、演技がすべて終了したときの子どもたちの表情が、物事をやり遂げたときの達成感に満ちていて、瞳がキラキラ光っていた。
別に自分の息子・娘が演技しているわけじゃないが、見ている途中からウルウルしてきて、最後は泣けてきちゃった。

ちなみに今年は白の勝ち。
いやー、運動会って、いいもんですね~。

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