日曜日朝の善福寺公園は始め曇り、やがて晴れ。秋の空気、秋の風。
セミの声がピタリとやんでいた。
やがて気温の上昇とともに鳴き声が聞こえるようになるが、きのうまでの勢いはない。
天気図には秋雨前線が現れた、とテレビで気象予報士が言っていた。
ヤマボウシの実がオレンジ色に色づいていた。

きのう見たアゲハの若齢幼虫はどうなっただろう?と探す。
きのうと同じ個体かどうかはわからないが、やっぱり葉っぱの上。
鳥の糞というより、もげた木の枝片という感じ。

正面から見るとヘンな顔。

近くに緑色の幼虫。

頭部に木の枝のような長い角状の突起がある。
コムラサキの食草はヤナギだが近くにヤナギはない。
腹部の突起の数も多いからゴマダラチョウだろう。
さらに大きな黄色い幼虫を発見。

鳥の糞や葉っぱの色に擬態するのではなく、こちらはあえてハデな黄色で天敵を驚かしているのだろうか?
モモが好きだからモモスズメか。
モモスズメの幼虫の色は緑色が普通だが、ほかにも緑色有斑型、黄色有斑型というのもあるらしい。
幼虫はモモ、ウメ、スモモ、リンゴ、ビワなどバラ科樹木の葉を食べるという。たしかに近くにウメの木が何本もあった。
それにしても、何で緑色、黄色と色分けをしているだろうか?
小さな小さなバッタ。

オンブバッタのオスか?
こうしてみると触角がやけに長い。
このところキマダラヒカゲらしいのが2羽でじゃれあっているのをよく見る。
羽は相当ボロボロだが“寄り添うふたり”。

彼あるいは彼女にとって最後の繁殖のチャンスなのだろうか。