善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

きのうのワイン+映画「五人の軍隊」

アルゼンチンの赤ワイン「コレクシオン・カベルネ・ソーヴィニヨンCOLECCION CABERNETSAUVIGNON2018 
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写真はメインディッシュが出る前(次も同じ)。

カベルネ・ソーヴィニヨン100%。フレッシュな果実味と若々しいタンニンのバランスがいいワイン。
 
ついでにその数日前に飲んだのは、スペイン・カタルーニャの赤ワイン「サン・ヴァレンティン(SAN VALENTIN2018
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こちらは華やかな花のアロマと果実味が特徴のスペインの品種ガルナッチャ100%。
 
ワインの友で観たのは、NHKBSで放送していたイタリア映画「五人の軍隊」。
原題「THE FIVE MAN ARMY
 
監督ドン・テイラー、音楽エンニオ・モリコーネ、出演ピーター・グレイブス、ジェームズ・デイリー、ニーノ・カステルヌオーヴォ、バッド・スペンサー、丹波哲郎 ほか
 
メキシコ革命下、元曲芸師のルイスは報酬1000ドルの仕事があると男たちを集め、雇い主ダッチマンが待つ場所へ向かう。その仕事とは50万ドルの砂金を積んだ政府軍列車を襲撃するというものだった。5人の男たちは、それぞれの特技を生かして、不可能と思われる砂金強奪作戦に挑むが…。
テレビドラマ「スパイ大作戦」のおはようフェルプス君役ピーター・グレイブスがダッチマン。映画が始まって、最初のクレジットタイトルに丹波哲郎の名前が出てきてビックリ。何しろ知らずに観たもんだから。
彼は5人の軍隊の1人で“サムライ”と呼ばれる剣の達人を演じていて、しかも重要な役どころ。
あまり期待しないで見ていたら、サムライもちゃんと描かれていて、なかなかおもしろかった。
 
ピーター・グレイブス演じるリーターのもと、曲芸師に爆破の天才、怪力男、そして剣の達人。得意技を持つ仲間を11人集めるくだりはどこか黒澤明監督の「七人の侍」(1954年)に似ている。
丹波哲郎演じるサムライは「4秒で6人斬るほどの凄腕」と紹介されて、「3秒だ」と訂正するが、セリフはせいぜいそれくらいで、あとはほとんどしゃべらず、寡黙に徹する。
それなのに5人の中で丹波哲郎が唯一、若い女性にモテる役。
テッキリ一番若くていい男そうな元曲芸師のニーノ・カステルヌオーヴォあたりがモテ役かと思ったらさにあらず。なぜかサムライだけが革命軍を支援するメキシコ女性と互いに一目惚れして、最後はサムライとその美女が再会して顔をくっつけ合うところで映画は終わる(日本人の出演だからか濃厚キスはなし)。
このとき丹波哲郎47歳。これに対してリーダー役のピーター・グレイブズ43歳、ニーノ・カステルヌオーヴォにいたっては33歳。丹波哲郎はよほど若く見えたのだろうか?