善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ミツガシワ咲く

水曜日朝の善福寺公園は快晴。北風が冷たい。
このところ気温が低いためか、ソメイヨシノは満開のまま、あまり散っていない。
その証拠に、水面にあまり「花筏」ができてない。
 
ミツガシシワの花が咲き出していた。 イメージ 1

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ミツガシワは日本を含め北半球の主として寒冷地に分布しているが、東京のど真ん中の、こんな場所に自生しているのは珍しい。
しかし、もともと約200万年前の氷河期にはミツガシワは北半球全体に分布していたといわれる。今もまれに温暖な地域でも氷河期の「遺存種」として点々と分布していて、“氷河期の生き残り”といわれる。
東京では練馬区石神井公園三宝寺池に自生しているのが知られていて、ほかの水生植物群とともに国の天然記念物に指定されている。
 
それにしても、太古の時代の植物が今もたくましく生き続けているとは、善福寺公園の自然は意外と奥深い。
 
メジロが木々をめぐっていた。
太い幹に垂直に張りつくように止まって、なんて器用なんだろう。
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アオジのメスだろうか。若葉でもついばんでいるのか。
うしろから見るとあんまり黄色っぽくない。
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こちらはアオジのオスかな。しきりに地面をつついていた。 
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ワカケホンセイインコが相変わらずサクラの花を散らしていた。
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それでも、サクラはしばらく持ちそうだから、今週末はまた花見で賑わうだろう。