土曜日朝の善福寺公園は曇り。少し肌寒い。
公園のあちこちで花見の準備が進んでいた。
ジョウビタキのオスがまん丸の体で止まっていた。
休憩中か?
人馴れしているからかすぐそばまで寄っても動じない。
瞳の中に公園の風景が映り込んでいた。
奔放に枝を広げるユキヤナギ。
レオナルド・ダビンチは木の枝分かれには法則性があることを発見したというが、ユキヤナギの枝の何と自由なことよ!
と、いつになくけたたましいカワセミの鳴き声が聞こえる。
いつもはチーチチチとカワイイ鳴き声なのに、どうしたことかと目を凝らすと、3羽のカワセミが等間隔で並んで止まっている。そしてすぐに3羽とも飛び去っていった。
サテは恋のさや当てか?
もうとっくに求愛行動も終わってカップルが成立していると思ったのに。
実は恋愛成就にまでは至っていなかったのか?
オスは2羽でメスを争っているのか?
それともメス2羽の争いなのか?
深まる善福寺池のミステリー。