善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

「トロールの森2018」始まる

善福寺公園を主会場にした野外アート展「トロールの森2018」が3日に開幕(23日まで)。
上池のほとりに17のアート作品が展示され、野外ステージではラジオぱちぱちの「黄金バット」をはじめパフォーマンスがいろいろ。期間中の毎日曜日、公園内にオープンカフェが店開きし、コーヒー、紅茶のサービスも。西荻駅周辺でもライブ公演や展示が企画されている。

開幕日の3日には、空間展示の作家と一緒のアートツアーに参加。
作家がご自分の作品の前で制作意図などを話してくれるので、作品への理解がさらに深まった。

昨年も出品していた栗田昇さんの「ガチャ・くるっ・水池(スイッチ)」。
池の水をポンプアップして水車を回す。
古いポンプを探すのに苦労したとか。
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宮嵜浩(ボムライ・ウエスト)さんの「Celebration」。
今年の「トロールの森」のテーマは「不在」。そこで参加者不在の「祭典会場」をつくり、ここに存在するかもしれない「もの」たちを想像してもらおうという作品。
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小野真由さんの「Fooocus」。
陶器でつくった作品。
桃井第四小学校の窯で焼いた陶器をジョイントして不思議な造形ができていた。
作品には金具が突き出ていて、どんどん増殖させることが可能だとか。
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金沢寿美さんの「テーブルクロス」。
公園にあるテーブルをつなげて、何とも長~いテーブルがあらわれた。
端っこに座ると、遠くの人とのテーブル越しの会話がおもしろい。
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新江千代さんの「おどるあなたをおぼえている」。
12着の服が森の中を浮遊しながら輪になって踊っている感じ。
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毎年参加している佐藤ひろみさんとPINKY倶楽部による「ピンクの衣装でラブ・ウォーキング」。
ピンクの衣装を着て街中を歩くと、いつもと違う自分を発見するという。今回は武蔵野美術大学の学生とコラボ。 
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山梨由理さんの「消える私」。
自分の体にまわりの景色と同じような色を塗り、空間の中に溶け込むように消えていくことで「私の不在」を表現しているんだとか。
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2.5architectsという2人のパフォーマーによる「一双の物語」。
舟をこぎながら道行く人に生花と詩を手渡し、詩の前後を想像してもらうインスタレーション+パフォーマンス。
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今年は例年以上におもしろい作品が多い気がした。