善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

エメラルドの美しさ、アオスジアゲハ

土曜日朝の善福寺公園は晴れ。相変わらず日差しは強いが風が涼しい。空は秋の空だ。
きのうときょうとではセミの鳴き声がガラッと変わった。
きのうまではだいぶ弱くはなったもののまだミンミンゼミが鳴いていた。
しかし、けさはミンミンゼミの声はなく、ツクツクボーシの声のみ。
変わって秋の虫の声が目立ってきた。

強い朝の日差しの中で、何とも美しいチョウが地面で吸水していた。
黒地に青白い筋が一本入ったアオスジアゲハだ。
イメージ 1

エメラルドのような青緑の筋が黒地に映えて美しい。

アオスジアゲハのような輝く色を構造色というんだそうだ。
色素によって発色するのではなく、特定の波長の光だけを反射する構造によって発色するんだとか。

同じように構造色を持つものにカワセミがいる。
カワセミの羽の輝く水色も、もともとの色ではなく光の反射によってあのように見える。
カワセミの羽は目にみえない細かいつくりになっていて、光の反射によって輝いて見えるのだ。

アオスジアゲハの場合は、羽についた鱗粉が反射を起こしているのだろう。

こちらはアカボシゴマダラ。
イメージ 2

けさはやけにチョチが多かった。

ススメバチに擬態したコシアカスカシバがけさもやってきてコナラの樹液を吸っていた。
イメージ 3

たしかにこのカッコウならみんな怖くて近づかないだろう。