善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

杉並 お散歩の会

土曜日のきのうは杉並・お散歩の会(長谷川まさやさん代表)の定例の「お散歩会」に参加。

午後1時半に京王電鉄井の頭線の浜田山駅に集合し、そこから5キロほど散歩して高井戸駅に至るコース。
20人ほどが集まっていた。
最近は仲間と連れ立って歩く“お散歩会”がブームだそうで、あちこちのお散歩会をかけ持ちしている人もいた。
長谷川さんが中心となっているお散歩会は2年半ほど前から始まったそうで、みんなフェイスブックなどで連絡を取り合い、参加しているのだとか。
始めてという人も何人書いて、かくいうワタシもその1人。
参加費は無料だが、万一のときのための保険料300円が徴収された。

まずは杉並児童交通公園へ。
善福寺川に面する区立の施設で、子どもたちを対象に、自転車や足踏みゴーカートに乗ってサイクリングを楽しみながら交通ルールが学べる公園だが、大人も入れる。
イメージ 1

ホンモノの蒸気機関車D51が置いてあり、乗ったり触ったりできた。もちろんピクリとも動かないが。
イメージ 2

途中に見た立派な枝振りの木。特に剪定したわけでもなかろうがなかなか芸術的。
イメージ 3

成田東3丁目にある「民間信仰塔」。かつて地蔵菩薩信仰が盛んで、村の境や辻などに地蔵菩薩が多く建立されたが、これもその1つ。
木立に囲まれた少し高い場所にある。
イメージ 4

向って右から元禄11年(1698)11月20日銘の地蔵塔、宝暦10年(1760)10月吉日銘の馬頭観音塔、宝暦3年(1753)10月吉日銘の地蔵塔。
石塔には「念仏講中」「念仏講中16人」などと記されてあった。
イメージ 5

今回の散歩では庚申塔をいくつも見た。
その1つ、白龍山宝昌寺にあった庚申塔
イメージ 6

庚申塔とは、もともとは中国から伝来した道教に由来する庚申信仰にもとづいたて建てられた石塔のこと。
庚申講とか庚申待ちといわれる行事があり、庚申の日の夜は夜通し眠らないで勤行したり宴会したりする。人間の体内にいるという虫が庚申の日の夜、寝ている間に天帝に人間の悪事を報告しに行くので、それを避けるために眠らず勤行するのだとか。
仏教では青面金剛像が彫られることが多く、憤怒の顔をしていくつもの手が伸びている。
像の下には申(さる)に由来する「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿が掘られている。

ここにも庚申塔。路傍にあったものがここに移されたのだろう。
イメージ 7

なかなかステキなお地蔵さん。
イメージ 8

宝永5年(1708)建立の「笠付き庚申塔」。七曲がりといわれる旧道と現在の五日市街道が合流する場所に建っている。
イメージ 9

よーく見ると青面金剛像は体から6本の手が伸びていて、2本の手は胸元で合掌し、右上の手は鎌みたいな形の武器を握り、右下の手は棒を持っている。左上の手は丸い物をもち、左下の手も棒を持っているが、本来は左上の手で輪を握り、左下の手は弓を持っているのだそうだ。
像の上に日と月が掘られていて、像の足元にはニワトリらしきものが、その下に三猿があった。
イメージ 10

柏邑山松林寺にあった庚申塔では、青面金剛像がサルだろうか、這いつくばった動物らしきものを踏んづけていた。
イメージ 11

散歩の途中、木のテッペンにスズメが止まっていた。
イメージ 12

イメージ 13

散歩のあとは高井戸駅近くの居酒屋で懇親会。
ちょうど向かいに座った3人が、1人は娘さんが薬剤師で、隣は薬学部をめざす高3の娘を持つ人、その隣は長年、製薬会社に勤めていた人というので、薬剤師の話で盛り上がっていた。

帰宅したのは午後7時すぎ。遅ればせながら豆まき。
「福は内」「鬼は外」と大声上げて豆まきしたが、今どき近所でほかに、わが家のようにこんなことをする人はいるのだろうか?
イメージ 14