善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ワル(悪)の名がつく花

2日朝の善福寺公園は曇り。風はなく、雨上がりとあって朝から蒸し暑い。
今年の半分は終わり、後半戦がスタート。
都議選の投票日なので、投票してから公園へ。

なので、いつもと違う道を行ったら、途中に善福寺公園の分園?があり、ミニ田んぼがあった。
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上池のほとりに、七夕飾り。だいぶ前から置いてあるので笹はカレカレに枯れていた。
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ネジバナが1輪だけ咲いていた。
ピンク色の花が茎のまわりを螺旋状に並んで咲くのでこの名がついたという。
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別名モジズリ(綟摺)。
「みちのくのしのぶもじずり誰ゆえに乱れそめにし我ならなくに」と百人一首の有名な歌がある。
作者は河原左大臣で、嵯峨天皇の皇子の1人。
歌の意味は、陸奥地方で織られる「しのぶもじずり」の摺り衣の模様のように私の心は乱れている。
いったい誰のせいでしょう。私じゃなくて、あなたのせいですよ。
要するに片思いというか恋心を歌った歌のようだが、ここで歌われているのが「シノブモジズリ(忍捩摺)」。
辞書には「シノブの茎や葉の色素を布にすりつけて表したねじれたような模様。また、そのすり模様の衣服。昔、陸奥(むつ)の国信夫(しのぶ)郡(福島県福島市)で産した」とある。
そのシノブモジズリと似ているというのでモジズリの名がついたのだろうか。

公園でもようやくクチナシの花がいっせいに開花していた。
いつもなら香りに誘われてやってきた虫のあとが汚いんだが、咲いたばかりなのできれいな花だった。
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下池をめぐっていたら小さな白い花がたくさん咲いていた。
散歩仲間に聞いたら「ワルナスビ(悪茄子)」というのだとか。
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役に立たないからと「イヌ」とか「カラス」とか付く植物は知っているが、まさか「悪」がつくとは。
調べてみたら役に立たないどころか人間に害をなす“最悪”の植物らしくて、ネットには「超繁殖力と毒性で土地を汚染する悪意の具現植物」「とにかく悪いやつです。しつこく生え、トゲがあり、毒もある。植えた覚えも無いのにこんな植物が生えてきたら駆除しましょう」の文字が踊っていた。

テントウムシの季節。
星がいっぱいのテントウムシ
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その隣には、星が2つのテントウムシ
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