善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ケヤキに群がるアトリ

クリスマスイブの朝の善福寺公園は快晴。きのうとは一転、北風が冷たい。ポカポカ陽気のきのうは日陰を探して歩いたが、けさは日当たりのいいところを歩く。人間って勝手。

下池側の広場のケヤキに小型の鳥の群れ。
写真を撮っている人に聞くと「アトリ」だという。
それがこれ。
イメージ 1

望遠レンズなんか持ってなくてコンデジで撮ったけど、比較的近くだったので何となくわかる。
肩や胸のあたりが橙色をしていて、おなかのほうは白い。まさしくアトリだ。
イメージ 2

冬に日本にやってくる渡り鳥で、ヨーロッパやアジア大陸の北部の森林地帯で繁殖し、冬期に南へ渡る。
日本にはシベリアやカムチャツカの繁殖地から、日本海を渡って山形、富山などに飛来し、それから全国に散らばっていくという。

アトリという名前がおもしろい。
アトリは大群で移動するという。それで「集まる鳥(あつとり)」が転じてアトリになったという。
漢字では「獦子鳥」とか「花鶏」と書く。「獦子鳥」の表記は大きな群れの様子が獲物を追いたてる勢子(せこ)に似ているというのが由来。「花鶏」は鮮やかな橙色がまるで花が咲いたように見えるので命名された。

日本にやってくると、ケヤキの実を好んだ食べるという。
たしかにポリポリ食べていた。
イメージ 3

アトリの群れがおいしそうに食べてるものだから、シジュウカラもやってきて、それにぎやかだった。