善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

まろいまろいカラタチの実

土曜日朝の善福寺公園は快晴。きょうも秋らしい朝。日中は暑くなるらしいが。

 

上池をめぐっていると、カイツブリが1羽。

 

池の縁近くまでホシハジロがやってきてくれた。

赤い虹彩がくっきり。

 

いつものところにカワセミの姿。

 

きのうから始まった「トロールの森2023」の展示作品の続き。

江泉光哲・中林仁子/4FA「SPACE  INTO THE SPACE」

近くにある喫茶店のテーブルとイスが置いてあって、ここから注文すると持ってきてくれるとか。

 

市川寛「catch」

赤い三角形の中に敷きつめられているのは善福寺公園で集めた落ち葉と実?

この中で遊んだりできるのだろうか。

 

中川彩萌「W.W.W」

紙の糸でつくった巨大なクモの巣だとか。中に入ると獲物となる?

 

てまひま不動産「じゃまな境界」

屋外にできた池のほとりの茶室の雰囲気。頭上の木々が緑の屋根になっている。

 

下池をめぐっていると、カラタチの実がなっていた。

中国北部あるいは中部を原産地とするミカンの仲間。万葉集にも登場していて、奈良時代以前に朝鮮半島を経由して渡来したといわれている。

トゲは痛そうだが、実はかわいい感じ。 

当初は実を薬用にするために栽培されていたが、のちに野生化して本州中部以南の暖地の山中に見られるようになったという。

実は生では食べられないが、果実酒の材料として使われているとか。

 

北原白秋作詞、山田耕筰作曲の「からたちの花」の歌詞より。

 

からたちも秋はみのるよ まろいまろい金のたまだよ

 

池をめぐっていると、ジョウビタキの独特の鳴き声。

見上げると枝の先にオスがとまっていた。

鳴きながらしきりにキョロキョロ。

仲間を探しているのか、やがて遠くへ飛び去っていった。