火曜日朝の善福寺公園は小雨。ときどき日が差す。
けさもセミの脱け殻が多い。
雨を嫌がってか、葉っぱの裏にチョウが止まっていた。
黒地に白帯のあるセセリチョウ、ダイミョウセセリのようだ。
下から見ると木漏れ日に照らされているようだ。
翅の模様から「関東型」と「関西型」があり、白帯が明瞭な「関西型」に対し、「関東型」は白帯がはっきりしない特徴があるという。たしかに・・・。
雨も平気のガ。トガリシロアシクロノメイガのようだ。
翅は灰褐色で濃褐色の線と点を持つノメイガの仲間だ。
日本で確認されている中では、星の数が一番多いといわれている。
クサギの花もよく見るとおもしろい。
自家不和合性といって、同じ花の雌しべと雄しべ同士がくっつかないよう、近親交配を避ける工夫がされている。
こちらの写真で見ると、雌しべが上に向いて長く伸びていて、逆に雄しべはうなだれるように下を向いている。
一方こちらは、雄しべが上を向いて、雌しべはうなだれている。
クサギは昆虫に花粉を運んでもらう虫媒花。雄しべが盛んに花粉を出しているときは近親交配しないように雌しべは下を向き、雄しべが花粉を出し切ったころになると今度は雌しべが上を向いて、ほかの花の花粉が来るのを待ち受けるというわけなのだ。
ヤブミョウガの花に、ハチに擬態したアブ、ヒラタアブが訪れていた。
ホバリングしてるところなんかまさしくハチにそっくり。