水曜日朝の善福寺公園は曇り。寒さはあまり感じられない。
公園に着くなり2羽のカワセミ。仲よく並んでいる。
内股のオスがカワイイ。
カワセミの趾は3本あるがそのうちの2本が癒着していて、全体として2本しか機能していない。平らなところに止まろうとしたら内股のほうが安定するのだろう。
その後、公園を1周していると、あちこちでジンチョウゲが咲いていて、いい香りが漂っている。枝咲きに咲く小さな花が集まってまるで毬(まり)のようになっている。
コブシの花も数を増やしていた。
コブシは雌雄同株。真ん中の緑色のは雌しべで、そのまわりを黄色の雄しべが取り囲むようにしてある。
公園を1周して再び元のところに戻ると、さきほどのカワセミのカップルかどうかはわからないが、オスとメスが相変わらず仲よく並んでいる。
それも相当近い位置にいて、鳴き交わしている。
愛のささやきか?
左のオスがメスを口説いている。
「ぼくの嫁さんになってくれないかなー」
「いやよ、あんたなんか嫌いよ」
「いやも嫌いも好きのうちなんだがなー」
といってるかどうか?
「どう、ぼくってこんなに大きいんだぜ。頼もしいだろ」と無理して背伸びしている。
なぜかピーピー鳴いてばかりいるのはメスのほうで、オスは黙って少しずつ近づいていく。
両者の鳴き声が変わってくる。
いよいよ愛が成就するのか?と思ったところに、遠くから別の1羽が飛んできて、あわてて羽をばたつかせるカワセミ。
ハテ、三角関係か?
あっという間に3羽とも散り散りになっちゃった。
うーん、いいところだったのに。