善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

虫たちの季節

東京はきのう(24日)の最高気温が30・9℃、きょうも30℃の予想で、連日の暑さ。
午前8時ごろですでに24℃を超えていた。

暑くなって公園で目につくようになったのが昆虫たち。
 
池の上ではもうトンボが飛んでいた。
縄張りを主張しているのか、同じところを何度も行き来している。

チョウもよく見かける。
葉っぱの上で羽を開いたり閉じたりしているのはミスジチョウ。
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羽を開いたときの3本の白い線。それで「三筋蝶」と呼ぶのだろう。
よーく見ると線ではなくて白い紋がたくさん並んでいて、決して一本線ではない。
それを線に見せるのは何か理由があるに違いない。
上空から天敵が見下ろしたとき、3本線で威嚇しているのだろうか。
そう思ってジーッと見下ろしてみると、「お前を食べちゃうぞー」とばかりに大口を開けているようにも見える。

地面に薄水色のハンカチっぽいのが落ちて?いた。
近づくとガの一種で大型のオオミズアオ(大水青)だった。
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羽はボロボロ。でもしきりに触覚を動かしていたからまだ元気みたいだ。
でもこれじゃあ飛ぶのは大変だろうなー。
あるいは吸水中なのだろうか。だったらいいが・・・。
ヤママユガ科に分類され、学名 は「Actias Artemis」。ギリシア神話の女神アルテミスに由来するという。
たしかに美しい薄水色をしていた。

アジサイも咲き出していて、これはシチダンカか。
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シチダンカヤマアジサイの八重化したものといわれ、和名の由来は萼片が七段に重なるというところからきているという。
江戸時代に園芸用としても栽培されていたが、シーボルトがオランダに帰国してから書いた「日本植物誌」で紹介されたのち、日本では誰も見るものはなく、「幻のアジサイ」となっていた。
それが130年後の1959年(昭和34年)に六甲山で発見され、一躍話題になったという。
何年か前から善福寺公園でも咲いている。