善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

アイルランド旅行記 その9 リバーダンスに酔う

ダブリン滞在2日目の7月18日(金)。午前中はダブリン市内観光。

アイルランド守護聖人、聖パトリックを祀った「聖パトリック大聖堂」。
美しいステンドグラス。
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国宝のタラ・ブローチなどがある「国立博物館」。
タラのブローチ。
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この金製の不思議なものは何かというと、服のボタンだとか。
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こんなのもあった。
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8世紀につくられたケルト美術の最高峰といわれる福音書の写本「ケルズの書」があるトリニティ・カレッジの「オールド・ライブラリー」。
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午後はダブリン近郊の海岸沿いの町ホウスでクリフウォーキングを楽しむ予定だったが、あいにく霧が立ち込め、視界不良。眺めは望めなかったが、霧の中の散策もなかなかおもしろかった。
晴れていれば海が見えたが・・・。ヒースが一面に咲いていた。
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ヒースはアイルランドの夏を代表する花。ヒースとは本来は荒れ地を意味するそうだが、農耕に向かないやせた土地、泥炭地によく生えるという。
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ほかにもいろんな花が咲いていた。
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こちらはベリー系の実かな?
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ちょっと幻想的。
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夜はダブリン中心地にあるゲイエティ・シアターで「リバーダンス」の公演を観る。
夜といっても午後10時ごろにならないと日が沈まないから、昼間のような明るさ。劇場の前は人でにぎわっていた。
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運よく前から5番目のど真ん中の席。代金は55ユーロ。
中はわりとこじんまりとした円形の劇場。
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アイリッシュ・ダンスの中でも、特に体幹や腕を使わずに足の動きだけで踊るアイリッシュ・ステップダンスと呼ばれる舞踊を元に生まれたのがリバーダンス。
作曲家のビル・ウィーラン(1950年生まれ)が作曲・構成した舞台芸術で、アイリッシュダンスに加えてフラメンコやタップダンス、コサックダンスなどもまじえ、前半45分、後半45分の2部構成で歌や踊りをたっぷり楽しませてくれる。
大地に足を叩きつけるようなアイリッシュダンスの激しい動き、その速さに驚嘆。
アイリッシュダンスとタップダンスの競演というかバトルがすばらしく、思わず「ボラボー」と叫んでしまった。

バグパイプの一種イリアン・パイプスの独奏は瞑想の世界。
普通、バグパイプは口で吹くが、イリアン・パイプというのはゲール語で「ひじのパイプ」という意味だそうで、革袋をひじで押してフイゴのように空気を出し入れして音を出す。
古代のアイルランドが蘇ってくる感じ。ますますアイルランドが好きになってホテルに帰る。