木曜日朝の善福寺公園は曇り。湿度が高く、だんだん蒸し暑くなる。
そういえばこんな歌がある。
春先に東から吹いてくる風に乗って漂う梅の花の香りを詠んでいるが、「こち」というからにはただの東からの風ではない。
「こち」の語源は瀬戸内海の漁師言葉だという説がある。
東風が吹くときは海が荒れるというので、東風時化の言葉もあるほどという。
とすると、「東風(こち)吹かば」とは、雨風が強くなる前触れとして湿気を運んでくる風が吹くことであり、同じ風でも冬の乾燥した空気の中では感じなかった梅の花の香りが、湿度が上がることによって強く感じられるのを表現しているのではないか。
東風が吹くときは海が荒れるというので、東風時化の言葉もあるほどという。
とすると、「東風(こち)吹かば」とは、雨風が強くなる前触れとして湿気を運んでくる風が吹くことであり、同じ風でも冬の乾燥した空気の中では感じなかった梅の花の香りが、湿度が上がることによって強く感じられるのを表現しているのではないか。
香り成分は微粒子に乗って空中を漂う。湿度が高いと空気中の水蒸気(これも微粒子)も多くなり、これにくっついて飛んでくるので、鼻の粘膜にくっつく確率も高くなるのだろう。
この時期、テントウムシをよく見るが、星のない黄色いテントウムシをみつけた。
その名もキイロテントウ。体長5㎜ほどと小さいが、輝くような黄色をしている。
しかし、よくみると、黄色いのは羽の部分で、それが体の大部分を占めていて、先端の白い胸の部分には一対の斑紋がちゃんとある。植物にワルサするウドンコ病菌を食べてくれる益虫だとか。
その名もキイロテントウ。体長5㎜ほどと小さいが、輝くような黄色をしている。
しかし、よくみると、黄色いのは羽の部分で、それが体の大部分を占めていて、先端の白い胸の部分には一対の斑紋がちゃんとある。植物にワルサするウドンコ病菌を食べてくれる益虫だとか。