善福寺公園めぐり

善福寺公園を散歩しての発見や、旅や観劇、ワインの話など

ベニバナトキワマンサク

日曜日は投票日。東京では総選挙の小選挙区と比例、最高裁判事の国民審査に加えて都知事選挙もあるから、あわせて4回の投票をすませてから善福寺公園へ。快晴で、あたたかい。

散歩仲間でもある鳥と植物に詳しい友人と遭遇し、「こないだのブログに載っていたマンサクは、ベニバナトキワマンサツじゃない?」といわれる。
へーっ、マンサクっていろいろ種類があるんだ、それにしてもベニバナトキワマンサクってなかなかステキな名前、と思って再びその花をパチリ。
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帰って調べると、たしかにベニバナトキワマンサクだ。
一般のマンサクは黄色だが、より黄色の濃いキマンサクやコガネマンサク、花弁の基部が紅紫色で先端が黄色というニシキマンサク、さらに外国産のシナマンサクアメリカマンサクなんてのもあるらしい。

花弁が赤くなるマンサクにはアカバナマンサクがあるが、こちらは落葉する。
しかし、ベニバナトキワマンサクは常緑。
トキワマンサクの変種だというが、原産地は中国。
シナマンサクも中国原産だが、こちらは落葉するから別種だろう。
ベニバナトキワマンサクは最近は庭園木とか生け垣なんかで植栽されるようになり、よく見かけるようになったという。
本来、3月の中ごろから5月にかけて咲くが、いくらなんでも早すぎる(もちろんまだ花は2、3輪咲いているだけ)。
しかし、まるでリボンのような花は、とても変わっていて、かわいい。

そして、ベニバナトキワマンサクという名前。漢字で書けば「紅花常盤万作(あるいは満作?)」。
花の色が紅色で、トキワ(常盤)は常緑であることを意味し、花がマンサクに似ていることに由来しているとか。

公園ではヤマブキの葉が黄色く光っていた。
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ヤマブキは花も山吹き色だが、葉っぱも山吹き色なんだね。

山吹や葉に花に葉に花に葉に 炭太祗

山吹は春の季語だからこれは春の句だが。